デコボコヒロズコガ 成虫 Dasyses barbata (Christoph, 1881)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長9ミリぐらいで、この手の蛾にしては、大きい方だと思う。

ところで、壁に、この蛾が止まっている姿を、最初から確実に蛾であると認識出来たわけではない事を認める。蛾っぽくも見えるけど、何かしらの生物の糞のような物にも見えるし、どっちなんだろうと、近付いてマジマジと見てしまった自分がいる。

ただ、それが本種の狙いなのであろうとも思った。生き物には見えない姿で捕食者達の関心を逸らすための。

近付いて見てみて、やはり蛾だとは思ったが、さて、種名はと言うと、デコボコヒロズコガだと思う。

幼虫の食餌植物は、朽木とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国と中国の香港からの生息報告が上がっている。

オガラバナ Acer ukurunduense (Trautv. et Meyer. )群馬県 万座温泉 標高1750メートル

先週末、群馬県の万座温泉に出かけた際に、次の目的地へ向かうまでの一瞬であったが、周辺を散策する時間を作れた。正味30分ぐらいであったであろうか。

目的のひとつに、標高1800メートル付近に、どんなカエデ類が生えているかが楽しみという事が、当初よりあったのだが、予想に反して、視界に入って来ない。

そんな中、一種類だけ見つけることができた。

オガラバナだと思う。

木全体を写した写真が何故ないかと言うと、木が想像より大きくて、樹高8-10メートルぐらいありそうで、写しても、写真映えしないのが分かったので、写さなかった。

おそらく、もう少し季節が進み、気温が下がると、黄色やオレンジ色に紅葉した姿が見れるはずと思った。

自分の知識不足だったのか、標高1800メートル付近には、カエデ類は思いの外無かった。これ以上の標高で、早くも紅葉し始めていたのは、ナナカマドであり、他に目に付く落葉樹といえば、白樺やダケカンバであり、あとは、針葉樹だけど、カラマツに気が付いたらぐらいである。

さて、このオガラバナの生息分布は、国内は、千島列島含む北海道と本州の中部地方以北との事である。四国の高地にもあるとの情報もある。海外の生息分布は、朝鮮半島の北部からロシア沿海州にかけて生息しているようである。

日本のカエデ類の中でも、寒い地方のカエデである事が伺える。

キバネハサミムシ Forficula mikado (Burr, 1904)群馬県 万座温泉 標高1750メートル

先週末、群馬県の万座温泉に出かけた際に、見かけたハサミムシである。

大きさは、体長17ミリぐらいだった。

翅が見てとれて、平地の近隣でたまに見かけるハサミムシは、オオハサミムシだが、オオハサミムシのハサミの部分は、身体に占める割合が全然大きい。キバネハサミムシのハサミに関しては、長短様々と書かれている方もいた。あと、頸の辺りも細っそりしている気がする。

この辺の特徴から、高地に生息してそうなハサミムシを調べたところ、キバネハサミムシという種の存在を知ることになった。

ネット上のキバネハサミムシの画像では、もっと上翅の部分の色が黄色がかった個体も多いが、上の写真の個体は、キバネハサミムシだと思われる。

キバネハサミムシの生息分布の方は、国内は、北海道と本州のおそらく標高の高めの場所のようである。北海道のように緯度が上がり、気温が低くなれば、生息場所も低くなっている可能性は感じる。海外の生息分布に関しては、ちょっと情報を見つけられなかったので、日本国内にしかいない可能性はなくはないとも思う。