コアシナガバチ

少し前に、庭の草むしりをしていた時、枯れた草本の茎に、小さな蜂の巣と、せっせと蜂の巣を作る1匹の蜂(女王蜂?)を目撃した。

蜂の紋様なんて、似過ぎていて、種を断定する事など容易なことでは無いと、その時撮った写真の分析を放置していたが、今朝方、雨で庭いじりが出来ないこともあり、写真に収めていた蜂が、何ていう蜂なのかを、ネットで調べてみた。

思いの外、これだと思える種に簡単に出くわせた。気のせいかも知れないが、同種の蜂の紋様に、あまり個体差が無いように思えた。

我家の庭で、せっせと蜂の巣を作っていた蜂は、コアシナガバチだと思う。名前を知る前から、微妙に小さめだなと感じていたし、立ち枯れした草本の茎の低い位置に巣を作っている習性とかも一致する。

この蜂が作る蜂の巣の特徴は、巣柄が蜂の巣の真ん中には来ない事。巣柄の辺りからスタートした蜂の巣作りも、片方だけに進むに連れて、どんどんと蜂の巣が反り返ってくる特徴があるようである。

蜂の巣を見つけてから約3週間経っている。雨が止む予定の明日にでも、蜂の巣の進捗状況を見てみることにしよう。

さて、蜂の巣の写真が撮られてから約4週間、投稿上の私の独り言を実現してみた。我家の庭のコアシナガバチの巣の進捗を見に行ってみた。

数日続いた梅雨の雨の影響を受けたのか、元々蜂の巣があった場所(大きな鉢の上の枯れた草の枝の中腹)に、巣は無かった。というか巣が付いていた枯れ枝そのものが無くなっていた。もしかしてと思い、近くの地面を見回すと、案の定、蜂の巣は落ちていた。一応、元あった場所に、蜂の巣が付いている枯れ枝を刺す形で、原状復帰してみた。その時に、撮った写真が以下の1枚。

恐る恐る枝を持ち上げても、蜂たちは全く飛び立たず、微動だにしてない感じだった。元あった場所に、蜂の巣の付いていた枯れ枝を無事刺し終えた後、全部死んじゃったのかなと思い、ちょっとだけ息を吹きかけると、明らかに大きめの女王蜂っぽいのだけが、少しモゾモゾした。生きてるんだー。3匹の一回り小さく見える蜂達は、生まれて間もない働き蜂なのかなと、勝手に想像してみた。

肝心な蜂の巣の形状進捗はと言うと、確かに一方の方向だけに成長して行っていて、反り返えり始めてる気がする。以上。

クロイロコウガイビル

初めて、この得体の知れない生物に出会ったのは、小学生時代。場所は千葉の都心部。

それまで、出会った事がない生物だし、友達や親に説明しても理解してもらえないし、子供心の私の中では、ずーっと新種発見の気持ちを忘れずに育み続けていた。

それから、数年経ち、中学生になった頃、家の周りの身じかな生き物を紹介している書籍を、パラパラめくって読んでいた時に、「あっ、コイツだ」と、その謎の生物の名前に行き着く事になった。

イラスト付きで、コウガイビルと、名前だけ紹介されていた。当時中学生の私は、コウガイビルのコウガイは、郊外の事なのかなと想像したりしていたが、実際のコウガイビルのコウガイは、昔の女性の髪飾りの一種の笄(こうがい)に由来しているという事を最近知った。確かに、コウガイビルの頭の形と、笄と呼ばれる昔の髪飾りの形が似ている。

さてさて、本題に入るが、この少しグロテスクな見た目のコウガイビルは、害虫なの?益虫なの?

少なくとも、私の中では、益虫のイメージしか無い。理由は、7年前に、今の土地に家を建て移り住み始めた時、数年間、ナメクジの猛攻に悩まされた。植える植木や、育てている花の芽が、夜になると、大量のナメクジに舐められてしまい、死滅してしまうものや、著しく成長を阻害されてしまう時代があった。

ただ、そのナメクジの大量発生の時代も、パタッと落ち着く事になるのだが、その分岐点と思える頃に、庭で雨の日などに目にするようになったのが、このコウガイビルなのだ。元々、コウガイビルが日向の多かった我家の土地に生息していたというよりは、隣家の湿った場所より移動して来たか、植物の苗を収めた植木鉢やケースに付着して持ち込まれたのかなと想像したい。

コウガイビルが、ナメクジを捕食しているというのが、私の推理であるが、どうなんだろう?あとは、ナメクジを捕食しているとしたら、我が家に住み着いている小さなカエル達(アカガエル、ヌマガエル、アマガエル)?

最後に、このコウガイビルという生物は、かなり原始的生物で、雌雄同体で、ちぎれた身体が両方とも生存して、増殖するとの事である。

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シロシタヨトウ

この幼虫は、1ヶ月ぐらい前に、庭の芝生の上に居た。これまでも、毎年たまに見る馴染みのある幼虫である。

今のところ、私の知識と観察が乏しく、この幼虫は、シロシタヨトウ幼虫なのではないのかなという言い方しか出来ない。

私のこの幼虫の印象は、芝生の中から出てくる昆虫達の幼虫の中では、比較的大きいと感じた事と、ネットで調べたら、茶色型と緑型が居るらしい。

この時の写真も、横から写した構図のものも有れば、また種を断定するのに役立ったのにと悔やまれる。

ただ、毎年、庭で見かける幼虫なので、見つけては観察し、少しづつシロシタヨトウ含むヨトウガ亜科の見識を深めていきたい。