ヤマシロオニグモ

古い写真を整理していたら、ブログ投稿に使えそうな蜘蛛の写真を見つけた。撮影年月日は、昨年の6月20日。撮影場所は自宅。

写真では分かりづらいが、脚を入れない体長で2センチ弱ぐらいだったと思う。名前は、ヤマシロオニグモ。

今まで、種の断定に至らなかった理由は、紋様の変異が多くて、別の場所で撮った同じ蜘蛛と思える写真の個体達との共通項を見出すのが億劫になっていたからだ。

ただ、色合いこそ様々であるが、腹部背側のパターンは、このヤマシロオニグモの幾つもある紋様パターンのうちの一つの型と一致する気がして、勇気を持って、ヤマシロオニグモと断定してみた次第である。

この蜘蛛の特徴として、大きめの円網を地面に対して垂直に張り、昼間もその網の真ん中に鎮座している事が多いとの事である。網を張る蜘蛛の場合は夜だけ網を張る種も多いらしい。

ちなみに、写真の個体は、雌かと思われる。雄は、少し小さめで紋様他のの外見上の違いも有るはずである。

ツヤアオカメムシ  

今日の日中は予報通り、とても暖かくなったが、暖かさに惑わされて、本格的な春の訪れを待たずして活動を始めた昆虫もきっと居たに違いない。

そんな昆虫のひとつに、仕事先のコンクリート上でジッとしていた以下のカメムシも居たのではないであろうか。

ネットで調べたところ、ツヤアオカメムシという種に行き着いた。凄く似た種に、アオクサカメムシとミナミアオカメムシが居るらしいが、写真の個体は、ツヤアオカメムシなのではと思う。

ツヤアオカメムシの習性としては、幼虫の時は、スギやヒノキの球果を吸汁し、成虫になる夏頃には、柑橘や桃や柿といった果実を吸汁し始めるらしい。

この個体を見つけた場所の近くでは、少し前に潰れて亡骸となったツヤアオカメムシも目撃していたので、この場所で繁殖してるのかなとは思いたい。

そして、確かに、幼虫が吸汁できる球果と言えば、ヒノキの仲間のサワラの木が、近くに結構生えている。ただ、成虫が吸汁出来そうな果実の木は見当たらない気がする。

因みに、このツヤアオカメムシは、成虫で越冬するみたいなので、この写真の個体も越冬中の個体である。ここ数日の季節外れの気温上昇に活動を再開してみたのであろう。

そうだ、重要な事を書き忘れていた。明らかに越冬中で動きが鈍そうであったので、このツヤアオカメムシを掌に乗せて、落ち着いて写真を撮る事ができたのだが、私は、このカメムシの放つ匂いも確認してみたかったのだった。

冬の寒さの中での弱々しい動きが匂いの弱放出に影響しているのか、掌には微香が移るだけだったが、しかと匂いの確認は出来た。カメムシ特有のあの不思議なまったりした匂いはしてくるが、微香のせいか不快な匂いとは言い切れない。ずっと嗅いでいると、キャラメルのような甘い匂いにも感じて来れる。そして、驚きだったのは、その匂いとは別の、ハッキリと爽やか系の匂いも放出していたことであった。その爽やかな匂いは、柑橘とまではいかないまでの、山椒というか、一番、的を得ているのは、男性化粧品とかの爽やかな匂いである。

とにかく、人間の脳には、かなり良い匂いと認識される匂いであった事は伝えたい。

ナミハナアブ

昨日、仕事の休憩中に、休憩に選んだ場所の付近を散策。毎日冷え込みが深まる中、昆虫達も目立たなくなってきたが、満開のセイタカアワダチソウの群の中では、様々な昆虫の活発な活動が見て取れた。

そんな中でも一番目に付いたのは、以下の昆虫であった。

名前は、ナミハナアブ。蜂みたいな紋様をしたアブの仲間。似た種類に、シマハナアブという種が居るらしいが、見分けの決め手は、翅の中ほどに見れる茶色い斑の存在である。ナミハナアブとシマハナアブの雄の腹部の紋様は、比較的似ているが、翅の中程の茶色い部分を比べると、ナミハナアブの翅にははっきり茶色い部分を見て取れるが、シマハナアブは、ほとんど目立たないみたいな感じである。

ちなみに、このナミハナアブの幼虫は、汚水で生活し、長い呼吸官を持った少し変わったいでたちの幼虫(別名 オナガウジ)であるが、私の記憶の中では、何処かで出会った記憶は持っていない。小さい時から、川遊びとかが好きで、水中に生息する様々な生き物を目にしてきたが、見た覚えはない。というか、オナガウジの奇妙な姿を見ていたら、印象に残っていないはずはない。

最後に、写真を見てもらうと分かると思うが、身体に黄色い花粉を付けまくっているのが分かる。多くの植物の受粉に、とても重要な役割を果たしてくれている重要な昆虫である。