オオシロカネグモ

下の写真は、家から2キロほど離れた人家の庭で撮影。なかなか、種名に辿り着けなかったのだが、本日、名前が判明。オオシロカネグモだと思われる。

さて、この蜘蛛の名前に直ぐに辿り着かなかった理由に、この蜘蛛の腹部背面の模様に原因が有る。というのも、〝背中にトカゲ紋様の蜘蛛〝とでも検索すれば、直ぐにヒットしてくると思っていたのだが、その特徴では、この蜘蛛に行き着かなかった。続いて、〝背中に十字架紋様の蜘蛛〝で検索してみたが、ヒットしてくるのは、違う種類の蜘蛛ばかりであった。

それもそのはず、この蜘蛛の背中の紋様は、蜘蛛の興奮状態等で現れ方に変化があるというのである。本来は、縦に細めの3本のラインみたいなのが基本形のようである。興奮したりすると、その線が太くなるとのことである。おそらく、それプラス、イレギュラーな紋様も現れてくるのかなとも推測している。

写真の個体も、接写するためにスマホを近づけられて、とても興奮状態がマックスなのか、背中の紋様が太くくっきりと現れている。どおりで、トカゲ紋様とかでヒットしなかったわけだ。

因みに、この蜘蛛は、その長い脚のためか、大きめに見える蜘蛛であった。普段は、大きな網を張って暮らしている蜘蛛とのことである。

チャバネアオカメムシ

このカメムシも、仕事先で見つけ写真に収めた。ただ、このカメムシは、我が家の庭でも春に目撃して写真に収めている(ピンボケ)し、私の家の周りでも、たまに見かけるカメムシである。

サクラ、クワに始まり、リンゴやナシの各種果樹の実の汁を吸うカメムシである。よって、見る人の立ち位置によっては、害虫になってるカメムシである。

キマダラカメムシ(つくば市中部)

昨日、仕事先で、コンクリートの基礎に付いているのを発見。第一印象は………とにかくデカい……デカいカメムシ。ぱっと見、2、5センチぐらいはある。

これだけ、特徴となるような大きなサイズなら、すぐに種名も判明するだろうと踏んでいたが、案の定、直ぐに名前が分かった。キマダラカメムシというらしい。凄い大きく感じた第一印象は正しかったらしく、カメムシ亜科では、国内最大種のカメムシらしい。

そんなカメムシが、以下の写真のカメムシである。

さて、このキマダラカメムシを調べていて、その食性(サクラ、柿等)や産卵樹(サクラ)への知識は、さておき、なかなか興味深い事実を知る事になった。

このキマダラカメムシは、本来の生息地は、北は台湾から南は東南アジアまでの南方の地域に生息していたカメムシで、日本への移入は江戸時代に遡る。1783年にツンベルグというスェーデン人が、鎖国時代の長崎の出島で発見、新種記載したのが、このキマダラカメムシと日本の最初の接点であるという事が知られている。ツンベルグの報告によると、当時の出島では、よく見る事の出来る昆虫だったとのことである。

そして、次に、このキマダラカメムシの生息報告例が上がるのは、それから約150年後の1934年に長崎においてであった。そして、1990年代には、福岡、佐賀などの九州北部で生息確認され、2000年代以降は、近畿以西の各県で、生息確認されるようになり、それ以外の地域では、、東京都や愛知県での報告例が有るぐらいだった。

2019年、確実に茨城県にも生息してるね。