マエキトビエダシャク

数日前の晩に、娘が、「お父さん、蝶が居るからついて来て。そーっとね。そーっとね。」と言うので、忍び足で、娘の後をついて行った事があった。

庭の白い柱に付いていたのは、蝶では無く蛾であったけど、多分初見の蛾の写真を撮る事ができた。娘よ、ありがとう!

名前は、マエキトビエダシャク。名前の由来は、ある方のブログで学ばさせて頂いたが、マエキは、前が黄色という意味。トビは、鷹の仲間の鳶の羽色に似ている事から来てるとのこと。エダシャクは、幼虫がシャクトリムシの分類に入ることから来てるとの事である。

紛らわしい種類に、オオマエキトビエダシャクが有ったが、2種を並べて写真を撮ったものを見ると、一目瞭然オオと付くものの方が大きい。私が、家の庭で写真に収めたものも、横に3センチ前後で、決して大きな蛾の種類ではなかった。また、前翅の先端にある徐々に小さくなる黄色い点の並びがあるのも、マエキトビエダシャクの特徴のようである。

幼虫の食草は、モチノキ、ソヨゴ等という事だが、私の家には、基本、常緑樹は無い。唯一有るとしたら、かなり大きくなったモッコクのような木がある。今後、このマエキトビエダシャクの幼虫の特徴も学び、庭での生態を垣間見れればなと考える。

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2021年4月14日追記。

ちょうど、1週間ぐらい前の4月4日の晩に、我家の外灯下では、複数のマエキトビエダシャクを確認出来た。

同じ日に複数目撃できるという事は、この日が羽化日で、我家の敷地内もしくは、常緑樹を多く植えているお隣さんの敷地で発生している可能性は大きい。

 

もう一枚。

アミガサハゴロモ(つくば市中部)

この歳になって、ハゴロモ科なる昆虫の仲間が存在する事を知り、その知識を前提に林の木々や下草に目をやると、結構、ハゴロモの仲間が見つかるものである。

このアミガサハゴロモという種類は、コナラ林の林縁の下草や、カシやシイの木の葉に居るところが、よく目にされるとのことだが、私がアミガサハゴロモを目にした辺りは、やはりコナラもシラカシも沢山生えてる雑木林だった。

さて、このアミガサハゴロモも、羽化直後は、もっと緑の鱗粉を沢山纏って、緑色に見えるらしいのだが、自然界での生活の中で、粉はやがて落ち、本来の個体自体の色が出てくると、このような黒色の個体になるみたいである。

我が家の周りの地区にもいるであろうと思うので、見つけ次第、アップデートのコメントと共に、タイトルに()書きで補足している発見場所の箇所を削除することにしようと思う。

2019年9月7日追記


我家の近所では無いが、まだ鱗粉がたっぷり付いた個体を見つけた。以下に写真をアップしておく。

シリグロハマキ?(成虫)

少し前の庭の夜のパトロール中に見つけて撮っておいた写真を投稿する事にする。写真は、かなりピンボケで、正確に種を特定するには不十分極まりないが、庭にこんなハマキガの一種が居たという事を備忘録的に投稿させて頂きたい。

2センチ前後のとても小さめの蛾で有ったが、紛らわしい種類が2,3種類存在するが、現段階では、シリグロハマキということにしておく。

再度、見つけて鮮明な写真が撮れたり、この蛾の生態解明につながるような行動を見かけたら、投稿をアップデートする事を約束する。