ミイロカスミカメ Neomegacoelum vitreum (Kerzhner, 1988)

昨晩、我家の外灯下に来ていたカメムシの一種である。

大きさは、体長6ミリぐらいであったであろうか。

種名は、ミイロカスミカメ。

ミイロの意味は分からないが、安直に考えると、ミイロ(三色)で、このカメムシも主に赤色、黒色、茶色の三色から構成されているように見えるので、そのミイロ(三色)から来ていると思いたいが、まんざらハズレでも無いのではなかろうか。

クヌギやコナラ等を吸汁する習性があるとのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州近海まで。海外の生息分布は、韓国には生息しているようである。

ナミスジコアオシャク? 成虫 Diplodesma ussuriaria (Bremer,1864)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7-8ミリぐらいだったと思う。

種名は、ナミスジコアオシャクかなと思う。

幼虫の食草は、クリ、チャノキ、ネムノキ、ノイバラ、ウコギ等が知られているようである。

生息分布の方は、国内は、本州から屋久島辺りまで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

とここで、この蛾の紹介において、あるサイトで、翅を閉じ気味に止まっている事が多いとの記述があったが、これを読んでピンと来るものがあった。我家の外灯下に、このサイズで、薄緑から薄黄まで色合いに幅を持たせながら、翅を閉じ気味に止まるアオシャクが時々訪れている。

翅を閉じられてしまうと、なかなか翅表の紋様から種を特定し難く、どうせ過去に投稿済みのアオシャクの仲間であろうとスルーしてしまっていた蛾達がいるが、それらのうちの大半は、このナミスジコアオシャクだったのではと思うようになった。

セダカシャチホコ 成虫 Euhampsonia cristata (Butler, 1877).

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

先ずは、久しぶりに我家の外灯下で大きな蛾に出会えたぞという小さな感動があった。

その大きさや止まり方からスズメガの仲間であろうとの思い込みをして、その場を後にしたが、その時の目測で開張で8センチちょっと超えるのは、現場で確実に確認していた。(同時に、スズメガの類にしては、少し小さかとは思っていた。)

以下に、違う角度から撮った写真で、脚部の腿節が見える写真を載せるが、今回気がついた事だが、スズメガの仲間の脚部腿節は、スッキリしていることが分かった。シャチホコガ科の特徴として、この場所が毛深いのはあると思う。

そして、スズメガの仲間から当たるが、種名に辿り着けず、次に当たったのは、カレハガの仲間であるが、こお科でも種名に辿り着けず……途方に暮れていると、上の写真のような止まり方は、滅多にしないが、シャチホコガ科にセダカシャチホコという種がいる事を掴んだ。

そんなに大きなシャチホコガが居るのかと半信半疑だったが、ちゃんと調べたところ、大きさもピッタリで、上の写真の個体はセダカシャチホコだと確信した。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギらしい。

セダカシャチホコの生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の方は、ロシア沿海州から朝鮮半島。台湾にもいる蛾のようである。