ドクガ  成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

なんとなくドクガの仲間っぽい気はしていたが、私が近隣でよく知っているゴマフリドクガのような黒い点の散らばりは全く見て取れない。そして、大きさも、ゴマフリドクガよりは明らかに大きい。

次に、今年初めて覚えたチャドクガの記憶と照合すると、確かに似たような横帯が見て取れる。ただ、チャドクガよりも若干大きい気がする。

そんな視覚情報を基に、ネットで調べると、ドクガという種類であることが分かった。種名はシンプルにドクガである。

とても、鮮やかに綺麗な蛾であったが、手乗りとかにはしない方が良い蛾である。幼虫・成虫共に、毒毛針を持っていて、大量に刺さると長く消えない酷い痒みに襲われるのである。(たまに、私もドクガの仲間に刺されることがあるのか、刺された一帯が、掻き毟る事によって汗疹みたいに炎症を起こしてしまうことがある……そして、結構長い間痒い)

また、このオレンジと黒の配色のドクガの仲間の幼虫達の食草は、本当に多岐にわたっている印象を持っている。

これまで、近所(近隣)で見かけるオレンジと黒のそれらしき幼虫は、全て、よく成虫を見かけるゴマフリドクガの幼虫なのではとの仮説があったが、我が家の庭でのこのドクガ成虫との出会いによって、近隣でよく見かける黒とオレンジの幼虫を少し慎重に見分ける必要が出て来てしまったと感じる。

オレンジという色は自然界では目立つのか、このオレンジと黒の配色のドクガの仲間の幼虫達は、近隣近所の至る所で見かけることが出来る。目立つイコール鳥達に食べられないような警戒色の意味合いもあるような気がするが、鳥なんかは毒なんか気にせず食べちゃいそうな気もするが……。

ヨツモンマエジロアオシャク 成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

シャクガ科の中にアオシャク亜科という亜科があり、所属する蛾の大半は、綺麗な緑色をした蛾であり、前々から出会いたいなと思っていた。

昨日、とうとうそれが実現した。

名前は、ヨツモンマエジロアオシャク。大きさは、そんなに大きくなく前翅長で15ミリぐらいだったと思う。

幼虫の食草は、イヌマキからアカメガシワと多岐に渡っている。

ニホンアカガエル

近隣の里山で、時々アカガエルの成体を見かけたり、春先には卵塊を見つけたりすることがあるのだが、それらが、ニホンアカガエルなのかヤマアカガエルなのか、これまで正直ちゃんと確認したことがなかった。

ゆえに、出会った時には、ちゃんとどっちなのか確認してみようと思っていてのだが、ここのところ、数カ所で、ふと彼ら彼女らに出会うことが出来た。

1回目は、家から車で8分ぐらいのところにある休田を蓮田にリニューアルしたと思われる里山の一画で見かけた。

この時は、捕獲出来ずに、アカガエルなのかヤマアカガエルなのか確認は出来なかったのだが、自宅から比較的直ぐの場所に確実にアカガエルの仲間が生息している事が確証出来て、凄く満足な気持ちになった。

次は、家からは25キロぐらいはあるが、仕事の昼休みに立ち寄ったスーパーの駐車場横の森に居た。スーパーが有るだけあって、住宅地も隣接している。

今まで、近隣でアカガエルの類を見かける場所は、少し高低差がある谷地の湧水だったり、やはり湧水が元になっている池の近くの森林だったりといった具合だった。

ただ、今回は、平坦な土地の森林も疎にしかない地区での遭遇であった。その時は、写真に撮ったが、色は濃い目のニホンアカガエルであった。以下が、その時の写真である。

最後は、先週末、最初にアカガエルを数匹見かけた蓮田からそんなに遠くない森林の中で出会った。

その時は、偶然に捕虫網を持っていたので、容易く捕まえて、写真に撮ってみた。その時の写真が以下である。まさにニホンアカガエルといったような綺麗な色合いの個体であった。

とにかく、そんなに頻繁に出会えるわけではないが、家からそんなに遠くない場所に、ニホンアカガエルの確実な生息地を見つけれたのは、私の中では、とても嬉しい出来事であった。

最後にオマケだが、家の庭でも最近、アカガエルに遭遇した。一昔前に、春先に近隣でアカガエルの卵塊を見つけると少し持って帰って来て、オタマジャクシを育てた時代があったが、その中には、ニホンアカガエルの卵塊だけでなく、ヤマアカガエルの卵塊も含まれていたのか、ここの所、庭で遭遇するのは、ヤマアカガエルばかりな気がする。

今年も、1月の終わりから4月まで、それぞれ違う睡蓮鉢に3回の産卵があったが、全部がヤマアカガエルの卵塊であったのかは、分からない。また、上陸直後の赤ちゃんガエルを見ても、私には、ニホンアカガエルの赤ちゃんなのかヤマアカガエルの赤ちゃんなのか区別できない。

以下が、最近我が家の庭に現れたヤマアカガエルである。毎年、上陸する側から、待ち構えたアオダイショウに食べられてしまうのだが、なんとか生き残った個体であればと思う。