オオバナミガタエダシャク  成虫

昨晩は、気温も上がらず雨が結構降っていたが、家の外灯下には、結構色々な蛾が集まって来ていた。

そんな中、少し大きめのシャクガの仲間と思われる蛾が止まっていた。大きさは、目測で開張サイズで7センチ弱ぐらいと記憶にインプットした。

撮った写真と、その大きさに関する記憶を頼りに種の特定を試みると、オオバナミガタエダシャクという種が浮上して来た。

類似種に、ウスバミスジエダシャクという種もいるが、色々な方のネット上の報告を検証させて頂くと、この2種の違いは、大きさにあると自己解釈する事が出来た。

オオバナミガタエダシャクの方が類似種のウスバミスジエダシャクよりも、翅を開いた状態で、最大長で2センチぐらい大きいのである。

となってくると、開張サイズの最大報告で、46ミリぐらいに落ち着いているウスバミスジエダシャクは、家の外灯下にに今回来ていたシャクガには当てはまらない気がする。私のいつも少し大きめになる目測で、70ミリ弱はあったが、いくらなんでも2センチ近い誤差は生まれないはずである。

この蛾の形態的特徴として、雄の触覚は櫛髭状で、雌の触覚は、糸状というのがある。またありがちな事だが、雌の方が雄より大きい。この二つの特徴は、類似種のウスバミスジエダシャクにも当てはまる。そして、この二つの特徴を考慮すると、今回の写真の個体は雌である事が分かる。

最後に、このオオバナミガタエダシャクの幼虫の食草はと言うと、比較的多岐に渡った樹木の葉を食する事が出来るようである。

ウスキクロテンヒメシャク 成虫

本日、近隣の雑木林の林縁で見つけた。

春によく見かけた同サイズの白いシャクガ(マエキヒメシヤク)かと思い、一応写真には撮っていたが、写真を見返すと、微かに違いを感じる。

具体的には、4つの黒点がハッキリしている。筋も比較的にくっきりと見てとれる。全体的な色合いも、白というよりはクリーム色っぽい。

この辺を斟酌すると、ウスキクロテンヒメシャクという種類が妥当なのではと思った。

因みに幼虫の食草は、色々な方の投稿を統合すると、幅広く広範囲に渡っているように捉えている。

フジフサキバガ  成虫

かれこれ3週間ぐらい経ってしまったが、近隣で6月23日に写真に撮っていた小さな蛾の名前が判明したので投稿する事にする。

翅の上にペタッと乗っている触角とは別に、口の辺りから短めの牙のような細いものが見える。

ゆえに、キバガの仲間であろうと思ったのだが、正式な名前は、フジフサキバガというようである。

幼虫の食草は、フジ。近隣の自然下では、当たり前に見かけることの出来る植物である。