ベニスジコケガ 成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた昆虫の中に、この派手目の色彩の蛾も含まれていた。

直ぐにヒトリガ科の蛾であろうとの予測が経つぐらい成長して来た自分が居るが、私の最初の見立ては、クワゴマダラヒトリであった。

目下、庭というか近隣各地で幼虫が大量発生(毎年のことであり、他の蛾達と比べてという意味合いもある)しているクワゴマダラヒトリの成虫を初めて自分の目で確認するシチュエーションが来たのかと思ったのだが、この写真の蛾は、クワゴマダラヒトリではなくオレンジの部分が薄いベニスジコケガである事が分かった。

基本的に、ヒトリガ科の似たような蛾の特徴として、色が濃くて、紋様もハッキリしているのがオスらしい。一方のメスの方は、紋様のパターンは同じでもハッキリしなかったり、体色のベースが白いという事を学んだ。

そうすると上の個体は、必然的にオスであるが、クワゴマダラヒトリの雄の触角は、少し両櫛髭状の特徴があるとの事である。上の写真の個体の触角は糸状に見える。

それと、クワゴマダラヒトリの脚の色は、雄も雌も黒いらしい。上の写真を見ると、節のところに少し黒が入っているが、全体としてオレンジ色である。

こうなって来ると、オレンジの部分のインパクトが弱いが、上の写真の個体は、ベニスジコケガなんだと思う。

さて、この蛾の幼虫は、名前の由来にもなっているが、苔(地衣類)を食草にしているとの事である。枯葉も食べるとも読んだ。

では、幼虫の姿はと言うと、画像を簡単に見つけることが出来なかった。おそらく、少し前に近所で見つけていたアカスジシロコケガの幼虫に似ているのではないかとも想像しているが、今のところ、真実は分からない。

我家の家の外灯にやって来たことを考慮すると、幼虫も、我家の庭、もしくは近辺に生息しているに違いない。

なんとか、突き止めてみたいものだ。

クロクモエダシャク 成虫

我家の外灯下に飛来していた蛾で、なかなか種に行き着く事が出来ていなかった蛾がいたのだが、本日、名前が分かった気がするので投稿する事にする。

5月11日撮影

名前はクロクモエダシャク。写真の個体は、櫛髭状の触角を持っているので、雄だと分かる。

幼虫は、ヒノキやサワラを食べて育つとの事だが、我家の周りには、少し歩けば、ヒノキやサワラの林は点在している気がする。ただ、気になるのは、そうした林が我家に隣接しているというわけではなく、近くとも100メートル以上は離れている気がする。蛾の行動範囲って、どれぐらいなのだろうと、その点が気になる。

開張サイズで4センチぐらいの中大型の蛾であった。

クロキシタアツバ 幼虫

最近、近隣の雑木林で写真に撮っていた蛾の幼虫の投稿をしようと思う。

撮影日は5月11日となっている。

ネットで、他の方々の写真と照合したところ、クロキシタアツバの幼虫と言って大丈夫そうと思った。

幼虫は、イラクサ科の植物という事だが、写真の葉が何という植物かは、ぱっと見、私には分からない。

ただ、話は逸れるが、思い出したことがあった。昨年、イラクサかヤブマオを植物として被写体に選んだ写真の中に、偶然、蛾の幼虫が写り込んでいたことがあったのを。

今度、過去のデータの中から、その写真を見つけたら、ここに貼ってみようと思う。確か、同じ色彩と紋様だった気がする。

見つけて拡大してみたが、果たして、同じ紋様なのであろうか。ただ、植物は、イラクサ科の植物である事は間違いない。