キバラルリクビボソハムシ

私の中では、とても重大な瞬間なのだが、とうとう光沢の素晴らしい小さな昆虫の名前に辿り着いた気がする。その昆虫の名前が知りたくなってから、約1年の月日が流れていたのか……

先ずは、少し前に家の近所の林縁に居たものの写真を投稿してみる。珍しく、この時はペアで見かけた。

見かける平均体長は7ミリぐらい。この写真だと、全然伝わってないが、光に当たると、かなり綺麗。

その綺麗さを具体的に述べると、漆塗りで言ったら、紫(青赤)の下地に黒を乗せて、その上に透明を分厚く乗せて、それらを丁寧に丁寧に磨きをかけたような上品な輝きを見せてくれる。そして、またそのサイズが細やかに繊細で美しい。

我家の庭でも、既に今シーズン出会っている。写真に撮ろうとスマホを取りに屋内に入り、戻った時には、もうその場所に留まってくれていなかった。

今回、種名に行き着けたキッカケは、ある方のネット記事で、ツユクサと共存しているという件りであった。今シーズンもそうだったが、このハムシと出会う場所が、限りなく我家の意図せぬツユクサ・エリアなのである。

今年は、少し時間があって、庭のツユクサを一掃するほど抜いてしまったが、キバラルリクビボソハムシの住処だと知った以上、今後は、庭の木陰ににツユクサだけが生える一画を造ってみようかなとも思い始めた。夏の暑い時期に、鮮やかな青白黄色から成る小花が一斉に見つめ返してくる空間があったら、心癒されるなと思った。

そして、花の時期と被るか分からないが、この小さな宝石のような虫達も見れれば、なお癒される。

庭の草も虫も人も、全て繋がっている。

ナミスジチビヒメシャク 成虫

本日、夕方、庭の木の根元に止まっているのが目に留まった。

すかさず、ポケットのスマホを取り出して、写真に撮る。

近所で見つけ、先日、投稿をしたマエキヒメシャクと比べると、全然小さい。実際、第一印象は、かなり小さいシャクガという事であった。そして、今度は、黒い4つの点がハッキリと見てとれる。

黒い4つの点を考慮に入れると、ウスキクロテンヒメシャクという路線もあるが、どうも雰囲気が違う。

写真を補足すると、現場での目視で感じた色合いは、牛乳たっぷりのミルクティーみたいな色合いで、開張サイズで、20ミリ弱といったところ。ただ、写真を見て分かるように、翅の端が千切れているので、小さく見えてる感も否めない。

私の中では、ナミスジチビヒメシャクという事にさせて頂く。

この蛾を見て気になるのは、所々の痛んだ翅である。こういう傷をどうやって負うのか、凄い知りたい。

最近、家の軒下でツバメの雛が孵化した模様だが、親鳥が子供達に餌を頻繁に運んでくる。ちょっと、我家の庭の蛾達の外見の変化にも注目してみたい。勿論、ヤモリなどの別の捕食者の可能性もあるが……

シロスジツトガ 成虫

昨日、家の外灯下に寄ってきた蛾の一つを紹介する。

体長は1,5センチぐらい。それととにかく細い。細さが分かるように、正面から撮った写真も以下に貼り付けておく。

ネットを使い調べたところ、ツトガ科のシロスジツトガと判明。

北海道から九州南端まで生息する普通種との事である。

ただ、幼虫の食草は分かっていないとのことである。我家の外灯に来ていた事を考慮すると、私の家の何かを食べて育った可能性もあるので、今後、ライフサイクルの特徴を、じっくり観察推理していきたいと思う。