ビロウドサシガメ

近隣の水田地帯で見つける。石を退けたら、居た。

拡がった翅のせいで、一瞬、ケバエの仲間かサシガメの仲間か迷ったが、名前はビロウドサシガメらしい。

高速で逃げ惑うのでピンボケの写真しか撮れなかったが、以下に翅を閉じた際の写真も載せておく。

さて、このサシガメとの短い出会いの中で、このビロウドサシガメ……いや全てのサシガメ類に関して疑問が一つ湧いてきた。

果たして、飛翔できるのか?という疑問。

この時も、おそらく飛んで逃げようと翅を拡げたが、終始飛ぶ事はせず、地表を逃げ回っていた。

翅がそもそも短翅型の種や成長過程で翅が短い間は、飛べない可能性もあるが、今回のビロウドサシガメは、使えそうな翅は持っていたが、機能はしなかった。

じゃあ、サシガメ類って飛べないのと思いたくもなるが、先日、庭で赤色が鮮やかなアカシマサシガメアカサシガメと思われる昆虫を発見し、写真を撮ろうと近寄った時には、この時は見事に飛んで逃げられたのを覚えている。

キバラモクメキリガ 幼虫

数日前に、子供達と近所の探検をした時に、日が暮れて真っ暗闇の中、ギシギシの花をかじっているこの時期にしては大きな蛾の幼虫に目が止まる。

ちょうど虫籠ならぬプラケースを持ち歩いていたので、持ち帰る事にした。

それを、先程、プラケースから取り出して、写真に撮ってみた。

頭部の後ろの黒い部分に特徴があったので、比較的直ぐにキバラモクメキリガの幼虫だと判った。

捕まえた時から茶色い印象の幼虫だったが、これは誕生の時から茶色いわけではなく、3齢までは緑色で以後茶色に変わるらしい。少し、本当なのかと疑っている自分が居るので、飼うなりして、是非とも自分の目で確かめたくも思う。頭部の後ろの黒い部分も途中から現れるとのことである。

幼虫の食草は多岐に渡っているようであるので、ここで細く列挙する事は控える。

ヒロオビウスグロアツバ 成虫

数日前に、庭掃除中に見つけた蛾である。

大きさは、凄く小さくもなく、かと言って中型という訳でもなく、体長で2センチ弱ぐらいだったと思う。

羽化直後のような雰囲気が無く植木鉢の側面に結構しっかり止まっていたので、写真を撮る時に、これ以上近づく事が出来なかった。ゆえに、正面やサイドからの写真が撮れなかった。データに残っていた写真も、これ1枚であり、沢山撮る前に逃げられた事を意味している。

この蛾も、所謂、幼虫が枯葉食の蛾であるが、我家の庭の枯葉スポット(所々にある)からは、一体、何種類の蛾達が羽化していくんであろうと思う。

枯葉って、人間達には邪魔な存在っだりするけど、小さな昆虫達には無くてはならない物の気がする。

そして、我家の周りのような井戸水で生活している地域(一応上水は来ている)では、枯れ葉の堆積を甘くみると、井戸水のミネラル成分に偏りを招いてしまう。

やっぱり、森って大切なんだよね〜。