マエアカスカシノメイガ 成虫

一週間ぐらい前に、家の外灯に寄って来ていた蛾の名前が分かったので、投稿する事にする。

名前は、マエアカスカシノメイガ。

マエアカスカシノメイガのマエアカの部分は漢字で書くと前赤で、前翅の前の部分(縁)が赤茶色(写真だと懐中電灯の明かりで薄くなっている)をしている事を意味していると思われる。続いて、スカシの部分は、透かしであり、これは翅が薄く透けて見える事に由来している。確かに、写真でも、下の緑が透けて見えているのが見て取れる。翅を広げた状態だと、もっと透け透け感が顕著に見て取れる。ノメイガは、野メイ蛾なのかなぁ〜。

写真の状態で縦にも横にも2センチぐらいのサイズであった。

幼虫の食草は、キンモクセイやネズミモチといったモクセイ科の樹木の葉みたいである。我家の敷地には、キンモクセイは無いが、周りのお家には植っている。その辺から来たのであろうか?

ジョウカイボン

昨年までの私なら、絶対この手の昆虫はカミキリムシと断言していた。なぜなら、カミキリムシにとても似てるけと少し遠縁の科のジョウカイボンなる昆虫達の存在を知らなかったからである。

約1年前にブログを始めたときも、普通種のジョウカイボンを、チチブニセリンゴカミキリと誤って同定して投稿した思い出がある。

ただ、1年という期間は、自然とそれなりに知識を身に付けさせてくれるものだ。

春先の早い時期から活動を始めているカミキリムシみたいに見えるものは、ジョウカイボン科の昆虫の可能性がある事を学ぶ事が出来た。

さて、前置きが長くなったが、私がカミキリの仲間に勘違いしていた昆虫のひとつが以下の昆虫である。

名前は、ジョウカイボン。カミキリの仲間が、カブトムシ亜目ハムシ上科に属するのに対して、ジョウカイボンの仲間は、同じカブトムシ亜目ホタル上科に属する。

特徴としては、カミキリムシを掴んだりすると固い実感があるが、このジョウカイボンの仲間は、掴んだ感触がフニャクシャみたいに柔らかいらしい。今のところ意識して掴んだ事はないので、私個人の感想は言えない。

そして、何となく個人的にジョウカイボンの仲間を見ていて感じ始めた事があるとしたら、同じような外見のカミキリムシの仲間より早い時期に活動しているという事である。今年、私が自然界で出会っているカミキリムシは、キクスイカミキリと、昨日庭でベニカミキリに出会ったぐらいである。

あと、もうひとつ気が付いた点は、我が家の庭で見られるジョウカイボンの仲間(ジョウカイボンとセボシジョウカイ)は、かなり灯火に寄って来る。果たして、カミキリムシの仲間って、こんなに灯火に寄って来たか?という感じである。

ただ、ジョウカイボンの仲間を紹介するページを色々とネットで拝見させて頂く中で、生態に触れられている投稿は少なかった。

一体、どんな幼虫なのであろうかとか、どんな1年のライフサイクルを送っているのであろうかとか興味が湧いて来た。

ユウマダラエダシャク 成虫

GWという事もあり、自宅庭を清掃中に発見。

前翅上半分の中央辺りの大きなグレーの斑の中に、歪な小さな輪っかが見て取れるが、ヒメマダラエダシャクの場合は、同じ場所のこれがもっと円に近いと認識している。

翅を広げたサイズで、4センチ弱というところ。ここのところ、小さな蛾を頻繁に目にしてる身としては、中型の分かり易い蛾に久しぶりに出会った感じである。

種名は、ユウマダラエダシャクなのかなと思う。幼虫の食草のマサキは生垣で使っているし……。ただ、マサキの木に、この幼虫を見つけたり、食害の痕を見つけたことは今のところ無い。

そして、ちょっと気になって来たのは、昨年、投稿しているヒメマダラエダシャクも、このユウマダラエダシャクの誤同定の可能性は無いかなという事である。当時、ブログ始めたばかりで、蛾を含め昆虫に対する知識が今と比べて歴然に無かった当時の事である。

我が家の庭に出現する蛾達のライフサイクルを掴み、誤同定と確証したら、ヒメマダラエダシャクの投稿の方も訂正させて頂こうと思う。(2022年5月6日現在、既にその投稿を削除しているのを確認した。)