キツネノボタン

本日午前中、近所の谷津田を散歩した時に撮っていた黄色い花が咲く植物。

ネットで調べた結果、キツネノボタンに行き着く。同時に、これが、キツネノボタンかと、少し感慨深いものがあった。出会ってみたい植物だったからである。

おそらく、キツネノボタンの名の由来は、この黄色い花を狐のボタンと洒落て擬えたのではと思うのだが、どうなのであろう。とにかく、こんなボタンがあったら、自分も付けてみたく思うのだが、変であろうか?

と、ここまで読まれた方の中には、キツネノボタンのボタンは、牡丹の葉に似てるからだよと思っている方が大半だと思う。私が、牡丹なる植物に縁がなく、牡丹の葉を知らなかった故の空想から来た上の仮説であり、真実は、野に咲く牡丹の葉に似た植物に狐を冠したが、正解だと思う。

ただ、時には、自分の感性を大切にする事も重要。私の中では、キツネノボタンは、狐のボタン(button)で行こう。

ヒメホシカメムシ  幼虫 成虫 つくば市中部

仕事の昼休み中に、いつもウォーキングする森を散歩中に、完全に芯だけ残った小さな切り株が目に留まる。

動くのかなと思い、揺すってみると、簡単に落ち葉でふわふわの地面から外れてしまった。と同時に、その下のあった腐葉土の中から、7、8匹程度の赤いカメムシが現れた。

同じ林内で見かける赤いカメムシのアカシマサシガメだろうと思い、適当に写真を撮ったのが、以下の一枚である。

そして、先ほど、撮った写真を見返していて気が付いた。アカシマサシガメではないではないか。

同時に、人間の集中力の無さを痛感した。個人的に初見のカメムシなら、もっともっと色々な角度から写真を撮り、鮮明な写真が撮れるまで諦めなかったのにと。また、最近、新顔のカメムシと出会うとやっている匂いチェックも忘れた。また、近々、同じ場所で探してみるが、このヒメホシカメムシを再び見つけれるだろうか。

さて、このカメムシの名前は、ヒメホシカメムシ。ヒメと付いてるほど小さな印象は無く、平均サイズで1センチちょっとぐらいはある。似た種に5ミリぐらい大きいオオホシカメムシという種類が居るが、その対比でヒメが名前に、使われてる気がする。また、ホシは、翅にある印象的な丸を指してると思うが、きっとヒメマルカメムシだと都合が悪い理由があったのかなと想像する。

生態としては、アカメガシワ、シイ、コウゾ、クワなんかに集まるとのことであるが、その林内には、カシの仲間やコウゾは確実にある。どこにでも生えてるアカメガシワや、またヤマグワも、おそらく近くに有るのではと推測する。

匂いチェックしなかったのが悔やまれる。

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追記

気になっていたので、このヒメホシカメムシの発見現場に戻ってみた。落ち葉を退けると、かなりの数のヒメホシカメムシが集団越冬中であった。運の良いことに、ステージは分からないが幼体の写真も撮れた。

そして、念願だったヒメホシカメムシの匂いチェックもやってみた。ヒメホシカメムシからしてみたら、突然寝込みを襲われる形で、かなり危険なシチュエーションだったと思うが、掌にいくら乗せたり、摘んでみても、匂いを出すことは無かった。

新しい鮮明な写真を以下に。

以下に、幼体の写真を。

ハサミムシ (ハマベハサミムシ)

最近、ハサミムシの種類の違いが少しづつ分かってきた。その観点から見ると、以下のハサミムシは、これまで出会って種を確認したコバネハサミムシヒゲジロハサミムシとまた違う種の気がする。

色が茶色っぽいのと、触角にヒゲジロハサミムシやコバネハサミムシのように白い部分が見られない。褐色のみである。また、脚も単色の印象。サイズは、2センチいかないぐらいであった。

もちろん、何かのハサミムシの幼体のステージの可能性もあるが、ネット上で上の写真に一番近いのは、単にハサミムシと呼ばれるハサミムシ(ハマベハサミムシ)であった。

実際に海岸とかでも見られる種らしいが、上の個体の発見場所は、海からは程遠い場所で芝のグランドの障害物の下に潜んでいた。