ヤマナメクジ 一亜種C群

最近、近隣で、このヤマナメクジの写真を撮っていた。

大きさは、上の写真の状態で、10センチないぐらいだったと思う。一見して、ヤマナメクジと分かる紋様と雰囲気である。

この日は、ナメクジ類が好みそうな雨の日ではなかったが、日中にもかかわらず、ニワウルシの樹皮の地衣類を舐めていたように見えた。このこじんまりとした同じ森では、その日、たまたまキノコの種類を調べようと、傘の後ろのひだの部分を見ようと柄を折ったところ、ヤマナメクジの幼体にも出会うことができた。以下がその写真。一瞬、マダラコウラナメクジの幼体と思いそうだが、ヤマナメクジの幼体である。

そして、この小さな森を去り際に、もう一度、最初のヤマナメクジが居た木をみると、先程のヤマナメクジが移動中であった。ヤマナメクジも移動しようとすると、思った以上に細長くなれて、触角も長くなるんだなと思った。

さてさて、今回の写真の個体群は、明らかにヤマナメクジと分類できるが、近隣には、ヤマナメクジともフタスジナメクジとも言い切れない大型のナメクジが存在する事に気が付き始めている。もちろん、外来で大型のマダラコウラナメクジでもない。棲んでいる環境が、ヤマナメクジとは違う。

今回のヤマナメクジと思われる個体は、周りのこれまでの開墾の歴史の中で少し孤立してしまったと言える小さな森にいた。今まで、近隣で、所謂ヤマナメクジと分類できる個体群に出会う場所は、どれも台地上の森の中であり、それらの台地上は、過去に縄文海進によって海面下には降ったことがないエリアだと推測している。一方で、約6500年前頃をピークに海岸線が後退し始めて出来た近隣の沖積平野に新しく生まれた小さな森に、台地上のヤマナメクジは移動しているのかも調べたいところである。

そして、このヤマナメクジを調べていて気が付いたのは、南西諸島にもヤマナメクジの亜種がいる事である。これは、南西諸島が大陸や本土から孤立し始めた2万年前には、現在の日本の国土にあたるであろう地域には、ヤマナメクジが広くいた事を意味していると思われる。おそらく、森伝いに長い時間をかけて各地域に広がってゆき、もし森が分断された時等には、森毎に独自の進化をゆっくりと始めたんだと推測できる。

言い換えると、現在近隣で、ヤマナメクジを見かける森も、道路や住宅や農地等で分断されているものが殆どである。同時に、それらのヤマナメクジは、おそらく何万年も前からその地で育って来ている系統の可能性が大であり、まさに今、人為的な原因による森の孤立によって独自の進化を遂げている真っ最中なのかもしれない。

コクロアナバチ?

最近、近隣でこのハチを見かけて写真に撮った。

既に葉の上で仰向けになり死んでおり、手で摘んでひっくり返して、背を上にして写真に撮ってみた。

大きさは、体長20ミリ弱ぐらいだった思う。腹部の異常な細さが際立つハチは多いが、その中でも細い方だと感じる。

調べたところ、コクロアナバチだと思った。似た種に、クロアナバチというのもいたが、クロアナバチの方が1センチぐらい大きいようである、

習性の方も違いがあり、どちらも直翅目のウマオイやツユムシ等の幼体を捕まえ麻酔をかけて巣穴持ち込み、自らの幼虫の餌にするところは共通しているみたいだが、コクロアナバチの巣は竹筒のようなものに作られ、一方、クロアナバチの巣穴は地面の斜面に掘られるようである。

太古に起きたであろう2種の枝分かれの背景が気になる。

ヒメマダラミズメイガ 成虫

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

種名が分かったので、投稿してみる。

大きさは、前翅長1センチちょっとぐらいだったと思う。種名は、ツトガ科のヒメマダラミズメイガだと思う。

幼虫の食草を知って、少し口あんぐりとなったのだが、所謂水草、ヒシ科、スイレン科、ウキクサ科、トチカガミ科の植物なのである。

更に、口あんぐりとなったのは、幼虫は時に、水中生活をしているとの事である。

この辺りの事実が、ミズメイガの名の所以なのかなとも推察した。