イネホソミドリカスミカメ

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫のひとつである。

大きさは、体長で7ミリぐらいだったと思う。肉眼でも細長いカメムシの仲間である事は分かった。

ここで、この形でよく見かけるのは、クモヘリカメムシであるが、クモヘリカメムシは倍以上大きく、また育ち上がっていない小型の幼体の場合は、上の写真の個体のような翅が出来上がっていないと考えられる。

こうして、確か上の写真のようなカスミカメがいたよなと調べたところ、イネホソミドリカスミカメという種が浮上してきた。

昔は、アカヒゲミドリカスミカメという名で呼ばれていたとのことである。

稲の害虫として捉えられているカメムシであるが、近隣の水田周りの環境を眺めると、思いの外、稲の害虫(斑点米の原因)となるカメムシ達を見かける事はできる。

畦のメヒシバなんかに、そうした多くのカメムシ達が潜んでいるが、これ(畦のイネ科雑草)があるから田んぼの中心部への被害が無くなるとも言われていたりで、真相は分からない。

ただ、近隣のお米農家が、畦に沢山棲息している稲の害虫の撲滅に躍起になっているようには、私には見えない。

ナミウスイロクチキムシ?

最近、我家の外灯下に現れるとても小さな甲虫である。

丸みがある雰囲気からクチキムシの仲間が臭いと思い調べると、ウスイロクチキムシの仲間ではないかと辿り着いた。

大きさは、体長7ミリぐらいではないだろうか。似た種にクリノウスイロクチキムシが居るらしいが、本種の方が若干小さく、種名にナミ(並み)と付いている事からも推測出来るように一般種のようである。

ゆえに、本種をナミウスイロクチキムシ?として紹介しているが、正しいか否かは、自身がないのも確かである。

朽木やキノコを食べるらしい。そして、夜には灯火にも寄って来るんだと思う。

シロエグリツトガ 成虫

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

意外と小さく、前翅長で8ミリぐらいだったのではないだろうか。

一見して初見の蛾の気がしたので、種名を調べるのが楽しみであったが、似た種は幾つかいたものの、上の写真の個体は、ツトガ科ツトガ亜科に属するシロエグリツトガであると思われる。

ところで、幼虫の食草として、ネット上で見つけた情報が興味深かったのだが、スギゴケ科のナミガタタチゴケを食べると書かれているものがあった。

我家の外灯下では初めて見る蛾であった。