イカリモンガ 成虫

先ほど、我家の家の外灯をチェックしたら、小さめの蝶が居た。近付いて観察をすると、見たことがない蝶だし、何か蝶っぽくない。

ピンと来て、直ぐに部屋に入り、“翅を閉じて止まる蛾“を検索すると、イカリモンガという蛾がヒットしてきた。そして、撮った自分の写真と照合すると、色合いは違うが形状は一致した。

大きさは、ヤマトシジミよりは大きくベニシジミより少し小さいぐらいだった気がする。

このイカリモンガ……昼行性の蛾で、幼虫の食草は、オシダ科のシダ類である。

紋様の方は、ほとんどの方の写真では、オレンジ色の紋(錨紋様?)がはっきりしているが、色彩には変異があるらしく、自分が目撃したイカリモンガは、かなり地味目だったと思われる。

翅を閉じて止まる蛾。しかと記憶に留めた。

ニワトコヒゲナガアブラムシ

最近、近隣で見かけた。

このアブラムシが集っている木が、ちょうど開花中だったし、ニワトコだというのは直ぐに分かった。

名前は、ニワトコヒゲナガアブラムシ。今回の個体群は、薄い緑色をした個体が多いが、もっと薄い黄色っぽいのやオレンジ色ぽいのとか色彩変異は多いみたい。

1次寄主としてニワトコに居るが、成長すると2次寄主として、色々な樹木に移っていくこともあるとのことである。

プライヤハマキ 成虫

最近、近隣の雑木林を歩くと、地面の枯葉から飛び立つ蛾が増えてきた。そのうちの一つが、運良く地面に留まった瞬間と場所をを見逃さなかった。

慎重に近寄り、写真に撮ってみた。

大きさは、前翅長で1センチ弱ぐらいだった。容姿からハマキガの仲間である事は推測出来たので、ハマキガの仲間を当たると、プライヤハマキという種が浮上してきた。

幼虫の食草は、クヌギやコナラやシラカシやカシワ等のようである。要は、ブナ科の樹木の葉であろうか。確かに、この蛾が居た雑木林には、その殆どが揃っていたような気がする。

似た種に、ナラコハマキという同じような生態を持つ蛾が居るが、ナラコハマキの方が微妙に小さかったりするのかと、自分なりに解釈しているが、とにかく2種は、結構似た風貌ではある。

ちなみに、プライヤハマキは、今回見たような越冬型と、夏に羽化する夏型が存在するらしいが、夏型の方が小さく、越冬型は紋様が変異に富んでいるらしい。

ところで、プライヤハマキのプライヤって何なんだろう?