クロサンカクモンヒメハマキ 成虫

最近、雑木林の枯葉の上をザクザクと歩いていたら、この蛾が飛び出してきた。

着地した場所で、なんとか写真に撮ってみた。

この日は、枯葉からこの蛾の半分ぐらいのサイズの今のところ種に行き着けていない極小の薄茶色の蛾達が沢山飛び出してきたが、彼等と比べると大きい印象であった。前翅長で15ミリ弱ぐらいありそうな個体であった。

前翅中央辺りの対になった三角の紋様や前翅外縁の縞紋様や、肩(?)の部分の雰囲気等から、クロサンカクモンヒメハマキという種に、比較的簡単に行き着いた。因みに、他の方の言っている事を引用すると、前翅前縁の縞模様は、ヒメハマキガ亜科の特徴とのことである。

さて、このクロサンカクモンヒメハマキの幼虫の食べるものは、コナラやミズナラのどんぐりの実との事である。まさに、この蛾の写真を撮った雑木林は、コナラだらけである。

また、4月から6月といった春に出現する蛾らしい。今は、まだ3月だが、暖かい日であったので羽化したのかなとも考えたい。

ヒシモンナガタマムシ

古い写真を見返す中、当時は種には行き着かなかったが、最近種名に辿り着けた昆虫の写真を見つけた。

撮影年月日は、昨年2020年の5月4日となっている。撮影場所は、家から目と鼻の先。

もはや、大きさの記憶はないのだが、調べると、5-10ミリの小さな昆虫であったようである。

名前は、ヒシモンナガタマムシ。

ここで、えっ、タマムシの仲間なのとの意外に思うのと同時に、タマムシの仲間には、こんなに小さい種類もいるんだとの新しい知識が増えたことに、凄い喜びを感じた。

さて、このヒシモンナガタマムシは、成虫で越冬し、暖かくなると、エノキやケヤキに集まるようである。

確かに、写真の個体が付いている葉は、エノキのように見える。

ツヤキベリアオゴミムシ

何か投稿出来そうなものがないか過去の撮り溜めた写真を振り返っていたら、コイツはもしかしてという種の写真を見つけたので、投稿してみる。

撮影年月日は、昨年の7月19日となっている。近隣でよく見る青(緑)光りするゴミムシの一種かと思い、適当に写真を撮り、リリースしてしまった個体である。ゆえに、ピントを合わせる情熱が持てなかったのか、ボケた写真しかなかった。

ただ、これって、環境省のレッドデータでも絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていて、ゴミムシ・ハンター達に追い求められているツヤキベリアオゴミムシではないかと思うようになった。

過去に、同じような種で、ヒメキベリアオゴミムシという種も見つけているが、こちらはサイズがずっと小さく上翅の周りのキベリもずっと細い。他には、コキベリアオゴミムシは、上翅のキベリの太さは、似ているが、上翅にこんなに筋が目立たず、光沢も産毛で艶消しになっていたような記憶がある。

そうなって来ると、ピンボケのの写真だが、上翅の溝の感じと太いキベリ(黄縁)と上翅の艶やかな光沢感から、ツヤキベリアオゴミムシなのかなと思いたい。

とにかく、家からそれほど遠くない場所で見つけたし、当然、場所もしっかりと覚えているので、夏になったら、また探しに行こうと思う。

見つけたら、今度は、ピントの合った写真を撮るぞ。(今回の写真の個体がコキベリアオゴミムシだったら、すみません。)