ブドウスズメ(幼虫 成虫)

今年の7月24日に写真に撮っていた蛾の幼虫(我家の庭に居た)の名前が判明したので、投稿する事にする。

この幼虫がムシャムシャと食べていたのはヤブガラシ。このヤブガラシを食べていたことから、当初コスズメの緑色型として紹介しそうになっていた。ただ、コスズメの幼虫にしては、なんかズングリしている感が拭えないし、横の小さな点がハッキリ大きな特徴と考えて良いぐらい目立つし、はたまた、コスズメの幼虫の特徴である頭部の方の眼状紋も全く見えない事から、コスズメの幼虫と言うのは危険があると思い、投稿を躊躇っていた。

これは正解だった。最近、昼間に仕事先で、ヤブガラシを食べていた大きなスズメガの仲間と思われる幼虫を見つけて、写真に収めていたのだが、こちらの写真の個体を観察する事によって、我家で7月の終わりに見つけた幼虫が同じ特徴を持つてる事に気付き……もう一度、色々と調べているうちに、ブドウスズメという種に行き着いたのであった。

最近、仕事先で見つけ写真に収めたブドウスズメの幼虫の写真は以下である。

もう一枚載せておく。

さて、このブドウスズメの幼虫の好む食草樹は、ヤブガラシ、ノブドウ、エビヅル等との事である。我家でも、仕事先でも、まさに、その定説通りにヤブガラシを食していたブドウスズメの幼虫なのであった。


2020年10月2日追記

今年の7月17日に、家の近所の小学校の体育館で撮影していたブドウスズメの成虫の写真を投稿しておく。

メスアカケバエ

先程ガガンボの投稿をしようとネットで調べ物をしていたら、偶然、今年の4月に写真に収めていて今まで種が判明していなかった昆虫の名前が分かった。どうやらハエの仲間だったらしい。

上の写真の日付は、4月28日になっている。ちなみに、4月から5月にかけて、各地で結構飛び回っている姿が見れる昆虫のようである。

写真の個体はメスであるが、オスは全身真っ黒。雄と雌の大きな違いは、複眼の大きさ。雄の方が全然大きい。写真のデータを整理していたら、同日の同時刻にピンボケではあるが、雄と思われる個体の写真もあった。もはや記憶には無いが、きっと、交尾中のものを撮影しようとした際に、離れてしまったものを雄雌別々に写真に収めたような記憶がある。

雄と思われる個体の写真が以下のものである。

また庭にある石を積んで土留のように利用してる場所の石をたまに組み直そうと動かした際に、石の下に無数の幼虫がうごめいている現場に出くわすことが、過去に数回あった。

おそらく、その時の大量の幼虫達が、こうしたケバエの幼虫達なのではと思われる。

ニッポンマイマイ

昨日、仕事のお昼休みに、森を散策。目的は、カタツムリを見つける事。

多分なんか新しいカタツムリに出会いそうとの勘と希望で、森の中を歩くのだが、運が良い事に、意外と直ぐに巡り会えた。大きな切り株周りを見ていたら、こんなカタツムリが転がっていた。這い回ってはいなかった。(このカタツムリを家で観察していて気がついた事だが、振動に敏感で、一瞬で殻の中に潜ってしまう気がする。そして、直ぐには出て来ないような気もする)

人生初見だと思うカタツムリ。比較的サイズは大きめで2センチぐらいはある。殻も頑丈で硬い感じ。

このカタツムリが、近隣で最近見つけ始めた色々な種類のカタツムリ達と大きく違うのは、殻高が有る事と巻きの数も6巻ぐらいとよく見かけるカタツムリ達より多い。

ネットで検索した結果、ニッポンマイマイという種類が有力というか、多分、ニッポンマイマイという種の系統で有ることは間違いないと思う。

今回のこのニッポンマイマイと思われるカタツムリとの出会いからの大きな収穫は、このニッポンマイマイと思われるカタツムリの見つけ方が、有る程度の確証を持って分かった事である。今回は、カタツムリを見つける目的で森を歩いて発見できたが、多分カタツムリを意識してないと、木の実が落ちてるぐらいで素通りしてしまったと思われる。

今回、同じ切り株周りには、大きく育ったチャコウラナメクジとオオミスジコウガイビルも居た。私が気になったのは、オオミスジコウガイビルも、大きく育ったナメクジやカタツムリのことは捕食出来ないのかなとの疑問が生まれた。同時に、カタツムリや貝類の殻の役目って、捕食され難くなる為にも存在してないかとの好奇心の芽が芽生え始めたのも事実だった。

ちなみに、今回、ニッポンマイマイと思われるカタツムリを発見した場所から半径500メートル以内の範囲で、私は、明らかに形態の異なるカタツムリの仲間を5種類発見している。それぞれが、違う環境下に生息していたが、現実には、まだ私が出会っていないカタツムリ達も、この狭い範囲内に、まだまだ棲息しているものと思われる。

カタツムリって、意外と見つけ始めるとハマるね。


2019年10月5日追記

我家で飼育中だったニッポンマイマイが産卵しました。産卵時の写真や記事はこちら