キイロシリアゲアリ(つくば市南部)

昨日、仕事の合間、休憩中に辺りを散策。以下の写真のようなアリの仲間が高密度で居る場所を発見。

大きさは、5ミリちょっとぐらいなのではないだろうか。どの個体も、お腹がパンパン。女王蟻の風格を備えている。

この蟻を見つけた時に、この蟻がシロアリの仲間なのか、それとも普通の蟻の仲間なのか、正直、私には分からなかったのだが、腹部の頭部寄りがくびれているのは、普通の蟻の仲間であるとの情報を得てからは、種名に辿り着くのは速かった。

このキイロシリアゲアリの多雌性の特性も、フィールドで見た状況と合致していた。お腹がパンパンの雌ばかりで、3分1ぐらいのサイズの2ミリ程度と言われる雄の姿は何処にも見当たらなかった。おそらく、9月頃に交尾を終えた後に生き絶えたのではと推測する。

では、このキイロシリアゲアリの雌達(全て女王蟻だと思う)は、晩秋の11月後半に、一体、何のために、一斉に葉表の目立つところで日光浴ならぬ目立つ行動をしていたのであろうとの疑問が生まれてきた。そろそろ翅を落とし、地表で越冬産卵態勢に入るらしいが、一体何の為の行動なんだろう…………写真を取ろうとスマホを近づけても逃げようとはしない。何の準備なのであろう?