マダラカマドウマ

数日前に、夜に近所の歩道を懐中電灯を片手に歩いていた時に、ふと足下を照らす灯の中に飛び込んで来た昆虫が居た。

何かと思い目を凝らすと、カマドウマであった。

そこで、カマドウマを検索してみて分かったのは、日本直翅類学会編『バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑』(2006年)の中では、日本のカマドウマ科は3亜科7748亜種が分布するとの事である。

そして、紛らわしい種類になると、外見的な判断だけでは種は断定できないとの事である。ゆえに、この写真の昆虫も、外見上の紋様から、マダラカマドウマが妥当なのではという事ぐらいなのである。

ちなみに、カマドウマの食性は雑食性であり、有機物なんでも餌にするとの事である。写真から分かるように、脚に鋭い棘のようなものが見えるが、私が知る限り、バッタの仲間で、生きて暴れる昆虫等を餌にする種類は、大概同じような役割の鋭い棘みたいなものを備えている種類が多いような気がする。