サトクダマキモドキ

今朝、出勤前に我が家の駐車場で見つける。なんとか写真に収めようと近付くが、その度に2メートルぐらい飛んで逃げられてしまう。逃避行が、4回ぐらい続いた後に、敵もとうとう疲れたのか、写真に収まってくれた。

以下が、その時に撮った写真。短い産卵管が見えるので雌である。

早速、種名を調べ始めたが、最初に行き着いたのが、セスジツユムシ。最終確認で、ウキペディアのセスジツユムシの記事を読んでいて、複眼に関する記載があった。複眼の上4分の1ぐらいの所に横のラインが有り、少し怒ったような眼つきに見えるとの…。直ぐに、自分が撮った写真と照合してみると、どうも違う。そして、セスジツユムシの写真をネット上で見ていくと、殆どそのウキペディアの記載通りの眼つきの個体ばかりである。

もしかしてと思い、第2候補のサトクダマキモドキのネット上の写真を見ながら複眼をチェックして行くと、私が撮った写真の個体のものと同じ複眼を持った写真ばかりである。ここに来て、この写真の昆虫が、サトクダマキモドキと断定された。すごく似た種類に、ヤマクダマキモドキという種類も居るが、こちらは少し標高が有る所に生息していて、前足の色が、褐色がかってるとの事である。

それにしても、この複眼の紋様や色彩に関する見分け方は、ドンピシャであり、このキリギリスの仲間達には使える事が、よく分かった。

また、このサトクダマキモドキの第1印象は、ヤブキリに比べると小さく細めという感じだったが、セスジツユムシ始めツユムシの仲間達は、更に華奢な身体つきをしてるらしい。

そして、このサトクダマキモドキは、雌も鳴くようで、もしかしたら、雄より雌の方が鳴くとの記事も読んだが、YouTubeで、サトクダマキモドキの鳴き声を聞いてみたが、私個人的的には、全く印象に残らないものだった。

庭で鳴いていても、気が付かないのではないだろうか。