オオチャバネセセリ(成虫)

数日前、土曜日の早朝、珍しくエッて言うぐらい早く目覚め過ぎたので、近所の里山を散策。

子供の頃に見慣れた蝶の写真を撮る事に成功。よく逃げられずに、写真に収める事ができたと思う。

家に帰り調べたところ、オオチャバネセセリと判明。他に似た紛らわしい種類に、イチモンジセセリとチャバネセセリが居るが、イチモンジセセリの後翅の小さな白い斑点は縦に一直線に並ぶ、一方、チャバネセセリの方は、斑点が目立たない程凄く小さく並びもズレが有る。そして、この投稿の主役であるオオイチモンジセセリは、上から、短、長、長、短、長と白い点が並ぶとの事である。

さて、このオオチャバネセセリを調べていて分かった事に、この蝶は、年々、生息数が減っている蝶のようである。近隣県だと、千葉県が、絶滅危惧種Ⅰ類、埼玉県が、絶滅危惧種、神奈川県が、絶滅危惧Ⅱ類、栃木県なんかも、要注目種に指定している。平地だと中々見れなくなって来た蝶のようである。山地に住む蝶のイメージになって来ているとの事である。

このオオチャバネセセリの成虫は、アザミの花で一番吸蜜するらしく、幼虫は、イネ科のススキやアズマネザサ(所謂、篠竹)等を食し成長するとの事である。私の住む地区は、高い場所でも標高30メートル程度の平地であるが、野の花として、アザミはよく咲いているし、アズマネザサも、所々に群落を無数に作っている。

平地から姿を消しつつある蝶が見れる環境を大切にしたいね。