タケカレハ 成虫

9月初旬から10日間ぐらいの間だが、タケカレハの成体を近隣近所でよく見かけた。

我家の外灯下にも来ていた。

昼間にコンビニの駐車場にいた個体は、そのままでは絶対に車に踏み潰されるのが見え見えだったので、足で追い払おうとしたが、飛び去る事なく、逆に靴にしがみ付いて来てしまった。そして、靴から中々離れてくれない。

ドクガとは知りつつ、指で退けようと指を近付けると指に乗ってきてしまう始末である。

最終的には、植栽に置いてきたが、今回は、成体には毒毛みたいのはないかもしれないという実体験に基づく検証にもなった。

タケカレハの成体は、春にも見たので、年2化のスタイルを取っていると思われるが、今回の個体達が、1化目の個体群か2化目の個体群のどちらかと言うと、私は2化目の方だと思う。今回、近隣で沢山羽化していた成体が産んだ卵から孵った幼虫が、幼虫や蛹のままで越冬し来春に一化目の羽化をするものと思われる。

今回、タケカレハの成体の方は指に乗せるぐらいでは、なんの毒毛の影響は受けなかったが、タケカレハの幼虫の方は、確実にヤバイ奴だと思う。

夏に半袖で不用意に茂みにった時に、痒みを伴う広範囲のかぶれを引き起こしている犯人は、タケカレハの幼虫だと、私は個人的に思っている。それぐらい、近隣のメダケが近くにある茂みには高確率で潜んでいる気がする。

タケカレハ(幼虫)

昨日は、仕事が休みだったので、のんびりと庭の草むしりをした。そんな草むしりの最中に発見。発見場所は、ドクダミ、ヤブガラシ、エノコログサ他が密生する雑草群。近くの2メートル離れたところには、現時点で種名の分からない中型の樹高の竹が生えてはいるが、発見した場所には、青々(緑々)としたタケやササの類は生えていない。

まあ、そんな前段は、さておき、数ヶ月前から庭に居る生き物を紹介するブログを始め、とりわけ蛾の幼虫達にはレギュラーとして大活躍して貰っている身としては、この派手で大きいタケカレハの幼虫には出会いたがっていたのは本音である。ゆえに、庭で発見した時には、心の中で、「よっしゃ。」と呟いていたのも本当のところである。

早速、素手で掴み、平らなところへと置き、写真を撮ろうとするが、思ったより逃げ足が速い。その時撮った写真が以下のようなものである。

完全防御態勢で丸まった姿が以下のもの。

幼虫が好む食草は、竹や笹、ススキやヨシとのことである。後で知った事だが、頭部と尾部に毒毛針を持ってるらしい。

知らないで、胴体の真ん中辺りを掴んで素手で移動させたが、運良く刺されなかっただけか…