ニセナラクロオビキバガ 成虫 Teleiodes pekunensis (Park, 1993)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったと思う。

サイズと頭部の先の下唇髭の雰囲気からキバガの一種であろうと予想は付いたが、調べたところ、ニセナラクロオビキバガであろうとの結論に至った。

そっくりな種にナラクロオビキバガという種も居るようだが、上の写真の個体は、ニセナラクロオビキバガとした。理由はと言うと、サイズと紋様の雰囲気から判断したが、2種は結構ソックリだと感じた。

幼虫の食草は、種名からも類推出来るが、ブナ科の樹木の葉である。

生息分布は、国内は、本州。海外は、韓国にはいるようである。そっくりなナラクロオビキバガNuntia incognitella (Caradja, 1920)は、国内は、北海道から九州と対馬まで。海外は、朝鮮半島とロシア沿海州に生息している紋様。

ヒメフサキバガ? 成虫 Dichomeris ferruginosa (Meyrick, 1913)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

初めて見るわけでもないような気がするが、投稿に値すると思える写真が撮れたのは、昨晩が初めてである。

大きさは、この手のキバガにしては大きい方で、前翅長で7ミリぐらいあったと思う。(7ミリで大きい方なのと思われそうだが……。)

種名は、ヒメフサキバガと思いたいのだが……コフサキバガという種もいるようで、殆ど同じ外見で、サイズだけがコフサキバガの方が2ミリぐらい小さいらしいと学んでいる。

そして、何よりも、ヒメフサキバガの情報など、ネット上には2ページ分しか出てこない。

当然、詳しいことは分からない。

という事で、このタイプのフサキバガの仲間は、我家の外灯下にもよく現れる方だと思うので、じっくりと観察の継続あるのみ……だと考えている。