ヒメスジホソメイガ 成虫 Arivaca gracilis (Sasaki, 2012.)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいであったであろうか。

うーん、何科の蛾であろうかと一瞬考えたが、やはりメイガ科のマダラメイガ亜科の蛾っぽい気がするとマダラメイガ亜科を調べたら、ヒメスジホソメイガという種ではないかなとの結論に至った。

比較的最近、新種登録された蛾なのか、ネット上に情報も少なく、詳し事もあまり分かっていない蛾なのかもしれない。

キバガ科 Stegasta sp.(Stegasta属の一種)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長5ミリぐらいだったのではないだろうか。(正直なところ、ハッキリ思い出せない。)

種名を調べたのだが、キバガ科のStegasta (Meyrick, 1904)という属の亜科も和名も未定の蛾というところまでしか辿り着けなかった。

ただ、上の写真の種を含む3種が属するこのStegasta属の世界分布に関しては、興味深くて、北米大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸にも生息していて、かなり内陸部にも濃く生息しているのである。逆に極東アジアが薄い種の気がする。

そもそもキバガ達って、どこが起源の蛾なのであろうか?

アカザフシガ 成虫 Coleophora serinipennella (Christoph, 1872)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいだったであろうか。

この蛾は、過去にも写真に撮っていた記憶があるが、その時は種名に辿り着くヒントを見つけれずに、お蔵入りになっていた蛾だと思う。

ただ、今回は、ツツミノガ科という未知なる科の存在を知り、好奇心でどんな蛾がいるのであろうとチェックしてみたところ、今までお蔵入りしていた蛾達は、ツツミノガ科の蛾達だったのかと知ることになったのである。

そして、運の良いことに、上の写真の蛾は、判別不能のツツミノガ科の蛾達の中では、唯一判別し易いアカザフシガという種だったのである。

アカザフシガの幼虫は、アカザの茎の中を食すようであるが、ツツミノガ科の蛾の幼虫の中では、唯一、蓑を作らない種との情報も目にした。

さて、このアカザフシガの生息分布は、国内は、本州以南……九州近海まで。海外は、ヨーロッパやオーストラリア等に疎らに生息報告が上がっていたが、それらから一貫性を見出すことが出来ず、ちょっと分からないと答えておきたく思う。