シロモンノメイガ 成虫 Bocchoris inspersalis (Zeller, 1852) 2

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったであろうか。

この蛾は、過去にも2年前の6月終わりに投稿していて、当時、その場所では複数匹に出会えたのだが、それ以来出会えていなかった蛾である。今回は、2年前の昼間に追いかけに追いかけまくってなんとか写したピンボケ写真より、全然しっかりとした写真が撮れたので、再投稿である。

種名は、シロモンノメイガ。

白と黒のコントラストが、とても綺麗な蛾である。光を当てると、白の部分は、少し光沢があるような雰囲気である。

幼虫の食草は、今のところ知られていないようである。少し山地性の蛾との情報が目に付いたが、その辺も、この蛾を近隣であまり見かけない理由なのかもしれない。

ただ、生息分布の方は、山地の涼しさとは裏腹に、北海道から南西諸島まで生息しているらしい。海外の生息分布は、台湾、中国揚子江流域、東南アジアの沿岸主要都市……そして、エッて思うのは、アフリカ大陸に広範囲に分布しているのである。どうしてアフリカ大陸の内陸部まで拡がったか、興味がそそられてしまう。

ウスモンツマオレガ 成虫 Erechthias sphenoschista (Meyrick, 1931)

1週間ぐらい前に、我家の外灯下に来ていた蛾の名前が判明したので、投稿してみる。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったと思う。

最近、こうした頭部がフサフサの細い蛾は、ヒロズコガ科の蛾であるとの知識が付いたのだが、更に、上翅後端と前縁のぶつかる角部が外へ反り返ってる蛾達は、ツマオレガ亜科に属する蛾であるとの知識も付いた。

そこから種を絞っていくと、上の写真の個体は、ヒロズコガ科ツマオレガ亜科のウスモンツマオレガと判明。

それにしても、最近7月は、ヒロズコガ科の到来が多い気がする。似た感じのツマオレガ亜科の蛾だと、クロスジツマオレガなんかが来ていたのを覚えている。

さて、このウスモンツマオレガの幼虫は、枯木の樹皮を食べるようである。

生息分布の方は、本州以南……九州近海まで。海外の生息分布は、絞ることが出来なかった。

トビマダラモンメイガ 成虫 Trichophysetis rufoterminalis (Christoph, 1881).

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいだが、止まり方もあるのか、小さく見えるノメイガとの印象。

調べたところ、種名は、トビマダラモンメイガ。

幼虫の食草は、アカネ科のスイカズラ(ヘクソカズラ)とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄含む南西諸島まで。海外の分布は、フタオビノメイガTrichophysetis cretacea(Butler, 1879)と分けて考えなければ、オーストラリア沿岸部やアフリカ大陸のモザンビークやジンバブエ辺りやカナリー諸島なんかからも報告が上がっているようである。また、動物地理区的区分のオセアニア区のニュージーランドからも生息報告が上がっているのは興味深い。何と共に移動していったのか気になる。