最近、近隣で、この蛾を見かけ写真に撮っていた。
大きさは、前翅長20ミリちょっとぐらい。
上翅の後端から後縁にかけて、角度があるのと、全体的に毛のフサフサ感が感じられる事から、シャチホコガ科の蛾の気はしていたのだが、シャチホコガ科の中に、中々、該当種を見つけられないでいた。
しかし、アオシャチホコが、臭いなと感じ、アオシャチホコの画像を照合していくと、変異の多い写真の中に、上の写真の個体と同じようなパターンのものも複数混じっている事を確認出来た。
幼虫の食草は、エゴノキらしいが、この蛾が居た場所の近くには、エゴノキが確かにあるのである。近隣のエゴノキと言えば、圧倒的に人為的な空間に多いが、中には、このエゴノキは自生ではないかなと思いたくなる個体もある。
どちらにせよ、近隣のエゴノキに自生がないとしたら、近隣のアオシャチホコの歴史も浅いものになるかもしれない。と疑問点が生まれたので、直ぐに調べたところ、エゴノキStyrax japonica (Sieb. et Zucc. 1837)自体は、北海道から沖縄まで、日本全国に自生している木とのことである。