ナミガタエダシャク 成虫 Heterarmia charon charon (Butler, 1878) 2

たまに、我家の外灯下に来ている蛾である。

大きさは、開張で4センチぐらいである。エダシャクの世界の中の中ぐらいの大きさかもしれない。印象としては、上翅がスッキリ細っそりしている。色が薄めで、グレーというよりゴールド感もある。そんなところであろうか。

上の写真は、後翅の紋様がハッキリ出ておらず、この蛾のサンプルとしては、決して分かりやすいとは思わないが、ナミガタエダシャクだと思う。

上翅の後縁(内側)に沿って外横線の上と外横線の下にゴールドもくすみが見えたら、ナミガタエダシャクみたいに、現在の私は見分けている。

幼虫は、落葉樹の樹木なら、何でも行けそうな広食性の蛾のようである。

我家の外灯下にも、今年も既に数回来てくれているエダシャクである。

サザナミオビエダシャク 成虫 Heterostegane hyriaria Warren, 1894

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

飛んでいる時は気が付かなかったが、止まった際に、片方の翅が大きく欠損している事を知った。

大きさは、開張サイズで16ミリぐらいだった。

当然、サイズからヒメシャク亜科を当たったが、該当種を見つけれず、次に、ナミシャク亜科をスルーして、エダシャク亜科を当たると、サザナミオビエダシャクという種に行き着いた。ヒメシャクで空振ったものは、ナミシャク亜科ではなく、小さくても、エダシャク亜科を当たると、該当種に当たる事が多い。

幼虫の食草としては、桜が知らているようである。

ウスアオエダシャク 成虫 Parabapta clarissa (Butler, 1878)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長12ミリぐらい。

遠目から見た時には、「ハイハイ、また種の特定が厄介な白い系のシャクガね。」と思ったが、ファインダー越しに見える真っ直ぐの横線を目にして、俄然やる気が出た。このシャクガは見たことないぞと。

最初は、白く見えるけど、アオシャクの仲間かと思い、アオシャク亜科を当たるが、該当しそうな種を見つけれず、次はエダシャク亜科を当たってみた。

すると、ウスアオエダシャクという種が目に止まった。上の写真の個体は、ウスアオエダシャクだと思う。

幼虫は、ブナ科のクヌギやコナラやクリなんかを食べるらしい。