ウスミドリナミシャク Episteira nigrilinearia nigrilinearia (Leech, 1897)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

過去の投稿を確認したところ,未投稿の種と分かった。

大きさは、前翅長13ミリぐらいあったのではないだろうか?

種名は、ウスミドリナミシャク。

この蛾は、紋様は似たような種が幾つかいるが、全体の印象としては、多種と混同し難い種かもしれない。理由は、前脚の特異な長さである。他のナミシャク達と比べても,踵節と脛節が異常に長いが、どうして本種の前脚が長いのかが気になるところである。

ただ、ナミシャクとして生存するには、前脚が長くてもハンデにはならないから生き残れてるんだとは思う。単純に歩くことの必要性の中で、この変異が生き残り易かったのかとも思うが、フユシャクの仲間には、このような脚の長い蛾達がいる気がする。

さて、幼虫の食草は、イヌマキとのことである。イヌマキは、よく古い家の生垣なんかに使われていたりする。

生息分布の方は、国内は、北は北海道、南は小笠原諸島、西は西表島まで生息しているようである。海外の分布は、台湾からの報告があるようである。

ケブカチビナミシャク? 成虫 Gymnoscelis esakii (Inoue, 1955)

数日前に我家の外灯下に来ていた小さな蛾のひとつである。

既知種と思い、正確な大きさを記憶に留めなかったのだが、前翅長8ミリぐらいの蛾であると言われれば、確かにそれぐらいだったと思う。

幼虫の食草として知られている植物に、キンポウゲ科のセンニンソウの蕾やウコギ科のタラノキの花なんかが知られているようである。

生息分布の方は、国内は、本州から九州を経て、沖縄本島にもいるようである。海外は、朝鮮半島にはいるようである。

また、ちょうど今時分の5月から7月ぐらいの間と、晩秋の11月12月に見られる蛾のようである。

最後に、自分の過去の投稿を確認したところ、3年前の5月11日に投稿済みである事を確認したが、その時の投稿に使っている写真が明らかにケブカチビナミシャクでないことも確認した。近々、直しておこうと思う。

ちなみに、ケブカチビナミシャクのケブカの意味をネット上の説明を元に検証してみるのだが、イマイチまだピンと来てはいない。

モンキキナミシャク 成虫 Idiotephria amelia (Butler, 1878)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいであったであろうか。

種名は、モンキキナミシャク。初めての蛾であった。

3月-5月ぐらいに現れる蛾のようで、幼虫の食草はブナ科の樹木の葉である。

国内の生息分布は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、朝鮮半島にはいるのが知られている。