ヒメシロノメイガ 成虫 Palpita inusitata (Butler, 1879)

最近、この蛾を見かけて写真に撮っていた。少し高いところにいたので、一瞬、春先の定番種のマエアカシノメイガにも見えたが、なんか前翅の前縁に並ぶ紋が大きいように見えていた。

なんとか確認できる位置まで降りて来て欲しいと、棒で突くと、ビックリして飛び回り始めたが、運良く写真が撮れる位置まで下がって、止まってくれた。

大きさは、マエアカスカシノメイガと間違うぐらいだから、凄い小さいわけではなかった。私の中では、開張で26ミリぐらいに記憶したつもりだったが、ネット上のこのヒメシロノメイガの平均開張サイズは、15-23ミリぐらいらしい。

さて、この蛾は、過去に2回投稿しているのを、先ほど確認したが、種の特定に役立ちそうな写真が鮮明に大きく撮れた種に関しては、どんどん再投稿してゆこうと思う。

幼虫の食草は、モクセイ科で、イボタノキやネズミモチ等と書いてあることが多いが、この蛾がいた近所には、イボタノキが結構生えてるエリアがある。

生息域は、日本……中国でも確認されているようである。

エグリノメイガ 成虫 Diplopseustis perieresalisnd

2年前の6月10日に、既に投稿済みの種であるが、私にしては鮮明な写真が撮れたと思うので、再投稿する。

写真は比較的ハッキリと写っているが、前翅長8ミリぐらいのとても小さな蛾である。種名はエグリノメイガ。触角を背負っている特徴から分かるのだが、ツトガ科のノメイガ亜科に属する蛾である。

写真だと分からないが、尻尾の方を高くして、前につんのめるような形で止まる特徴を持っている蛾である。 

分布域は、国内は、北海道から九州まで。海外は、Diplopseustis perieresalisndという学名で検索したところ、英語のウキペディアがヒットしてきた。読んでみたところ、アジア全般で見られる蛾で、オーストラリアやニュージーランドにも生息していると分かった。またヨーロッパにも帰化して、イギリスを始め、殆どの西ヨーロッパの国にも定着しているとの事である。カナリー諸島でも確認されてるらしい。

そして、日本の方の記事では、幼虫の食草は不明と書いてあるのが殆どだったが、そのウキペディアでは、carex sectaというニュージーランドのカヤツリグサ科の植物と書かれていた。日本で似た植物って何だろう。

モンシロルリノメイガ 成虫 タイトル改め……モンキクロノメイガ

先ほど、家の外灯に集まる蛾の写真を撮ろうと赴くと、以下の写真の蛾が目に入った。

開張サイズで、25ミリを少し超えるぐらいだったと思う。最近、似たような蛾で、モンキクロノメイガという蛾に近所で出会っていたが、一瞬、その時と同じモンキクロノメイガではないのかなとも思った。

しかし、今回の蛾は、明らかに紋のところが白く、光の当たり方によっては、所々が瑠璃色に反射しているのである。

この事から、これがモンシロルリノメイガなのかと合点がいった次第である。

そして、個体差は考慮に入れないとすると、こないだのクロモンキノメイガより、このモンシロルリノメイガの方が、少し大きいような印象を受けた。

幼虫の食草は、ウツギとの事だが、我家の庭にウツギの類があったかなぁと考える。

このモンシロルリノメイガ……何処から来たんだろうとの疑問が残る。

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2022年8月6日追記

この投稿の蛾は、モンキクロノメイガだと思うに至った。

モンシロルリノメイガの種名から産まれそうなモンシロ(紋白)やルリ(瑠璃)の先入観に囚われない方が良い蛾なんじゃないかなと感じる。