カブラハバチ 成虫

最近、この背中がオレンジ色のハバチの写真を撮った。

カブラハバチという名前なんだと思う。

ただ、紛らわしいのは、ニホンカブラハバチという種も存在するという事である。違いは、背中の雰囲気や脚の色彩等で見分けられるとの事であるので、慣れれば見分けられる気はする。私は出来るようになって来ている気がする。

また、更に、セグロハバチなる似通った習性の近似種も存在するようである。そして、この3種は、ネット上で出て来た大学の論文みたいな記事を読まさせて頂く限り、幼虫の食草にも、好みが出るとのことである。

ちなみに、ニホンカブラハバチは、野生のタネツケバナ属の植物に集まり、カブラハバチは、所謂アブラナ科の野菜に集まり、セグロはバチは、イヌガラシを好むといったいった具合である。

セグロはバチが、日本と樺太に生息が限定されるが、他の2種は、台湾や中国や朝鮮半島とpいった近隣諸国でも見ることが出来るとのことである。

ヒゲナガクロハバチ  幼虫

撮影場所は、近隣の森林公園。

本年の6月6日に写真に撮っていた蛾の幼虫なのかハバチの幼虫なのかも分からなかった黒い幼虫の名前が分かったので投稿してみる。

とにかく、ナルコユリかアマドコロの葉をムシャムシャ食べている全身真っ黒の幼虫の正体をずっと知りたいと思っていたところ、偶然、この幼虫をヒゲナガクロハバチの幼虫として紹介するページにネット上で出くわしたのである。

この幼虫の特徴として、若齢のステージでは黒くなく透明っぽい白い外観をしているとのことである。また、捕まえようと手を伸ばすと、ポロッと地面に落下するとの事である。

この後者の習性は、同じ時期に他の雑木林でコバキボウシか何かの葉についていて、近付くとポロッと地面に落ちる幼虫に出会していて、蛾の幼虫にしては危機回避行動が進化していると思った記憶がある。

この時の幼虫は、色彩的にヒゲナガクロハバチの幼虫では無かった気がするが、ハバチの幼虫の中には、危険を感じるとポロッと地面に落ちるタイプが居るのは間違いなさそうである。

ツマジロクロハバチ

近隣の雑木林で、最近見つけていた。

名前は、ツマジロクロハバチ。ハグロケバエみたいに大きくはないが、決して小さくもないサイズだった。12ミリぐらいだったのかな。

とても元気なハバチで葉から葉へどんどんと飛んで移動していた。おまけに、葉の上でも、触角は常に振動させ続けていた。写真の個体の触角が、ピントボケしているのは、それが理由である。

幼虫の食草は、ニワトコとの事である。ニワトコなら、近隣の雑木林や林縁に普通に見られる落葉小低木である。

今回は、メリハリのある触角の先の白い部分と背中の白い紋で種に辿り着けたが、まだまだ種名や生態の確立されていない種の多いハバチの世界である。