アメバチの一種

ちょうど3週間ぐらい前に、家の外灯下に、このハチの仲間に見える昆虫が止まっていた。

大きさは、体長で3センチ弱もあり、体型や紋様の特徴もしっかり分かりやすく、直ぐに種名に辿り着けると思ったのだが、ネット上になかなか情報が出てこない。

この理由は、このハチの仲間が、過去にそれほど研究されて来ておらず、種の分類や習性の把握が確立されていないからである。

まだまだ1年ぐらいだが身近な動植物を見ては写真に撮り、その昆虫について調べようと思う時に、種名に辿り着けるだけの情報が整理されていない種が少なからずいる事に気がつき始めた。同時に、遠い過去にしっかりと種として発表されている種類の中にも、再度見直しが必要なもの達が沢山いそうであることにも気が付き始めた。

ネット社会の良いところは、インターネットの賢明で良識ある使い方によっては、そうした謎めいた種の情報を、多くの人達で共有して、正確な情報に精査統合していけるこれまでにないツールになるということかもと感じている。

という事で、私の家の外灯下に来ていたアメバチの一種を見て感じた事を述べると……

4月の終わりぐらいから5月の頭ぐらいまでの比較的短い期間に見かけた。

外灯下に現れるこのアメバチの仲間は、サイズや雰囲気に少し変異があり、同種だけなのか別種が混じっているのか分からない。毎日来るわけではない。

ネット上の情報で寄生蜂の一種で、ヤガ科の幼虫に寄生する形で成長するとの記事も読んだが、我家の庭には枯葉を食草にしているヤガ科の蛾が多数、誕生棲息しているのが確認出来てきているので、その情報には肯定の感覚を持ちたく思っている。

最後に、庭の別の場所で、これもアメバチの一種と思われる個体の写真を撮ったが、上の写真の個体と同じ種なのか分からない。