最近、近隣で写真に撮っていたハナアブである。
大きさは、体長10ミリ弱ぐらい。
種名は、調べたところ、キゴシハナアブと判明。
写真の個体は、複眼の間が離れているので、雌と思われる。
このキゴシハナアブの外見的特徴として、複眼の複雑な紋様があると思う。また背胸部背側の縦縞も特徴なのではないだろうか。
このキゴシハナアブの生息分布は、国内は、本州から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、中国の東部の一部や、香港からの報告が上がっているようである。
Enjoy a small world of nature in our neighborhood!
最近、近隣で写真に撮っていたハナアブである。
大きさは、体長10ミリ弱ぐらい。
種名は、調べたところ、キゴシハナアブと判明。
写真の個体は、複眼の間が離れているので、雌と思われる。
このキゴシハナアブの外見的特徴として、複眼の複雑な紋様があると思う。また背胸部背側の縦縞も特徴なのではないだろうか。
このキゴシハナアブの生息分布は、国内は、本州から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、中国の東部の一部や、香港からの報告が上がっているようである。
数日前に近隣で見かけて写真に撮っていた昆虫である。
大きさは、体長10ミリぐらいだったと思う。
肉眼では、ハバチの一種と思っていたが、写真で見返すと、触角は短いし、後脚は太いはで、ハエの仲間かと理解した。
では、種名はと言うと、苦戦したが、ナミルリイロハラナガハナアブという種が、かなり近い線を行っているということに辿り着けた。
種名にあるように、ハナアブの仲間である。
生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかったが、このハラナガハナアブが属するXylota Meigen, 1822という属は、ヨーロッパを中心に北米大陸含め世界中に進出している事を知った。
最近、近隣で見かけて写真に撮っていたヒラタアブの仲間である。
大きさは、案外と大きくて、体長17ミリぐらいあったと思う。
随分と冷え込んできたこの時期に、雑木林の林縁で見れるアブの仲間も激減しているが、このアブは、この秋の冷え込んできた時期に目撃できるヒラタアブの気がする。
候補に上がった種は、オオフタホシヒラタアブとケブカヒラタアブがいたが、ネット上での情報や画像を見る限り、この2種の違いや説明を鵜呑みにするのは、慎重になった方が良いと思い、取り敢えず、タイトルの方は、オオフタホシヒラタアブ?の形にした。
おそらく、成虫越冬して、春先にも見ることが出来るタイプのヒラタアブかと思われる。(ネット上では、ケブカヒラタアブに関しては、成虫越冬すると書かれているサイトに幾つか出くわす。)
さて、上の写真の個体を、オオフタホシヒラタアブSyrphus ribesii
(Linnaeus, 1758)として、世界の生息分布を眺めると、動物地理学的に旧北区には拡がっていて、スカンジナビア半島の北限の方まで、ヨーロッパには濃く生息しているのが分かる。そして旧北区の極東の日本近辺にも居り、ベーリング海峡を渡ったというか、北極圏をショートカットしたり、グリーンランド経由もありで、新北区のカナダやアメリカ合衆国がある北アメリカ大陸の高緯度地域にも比較的濃く生息しているのが分かった。
ちなみに、このオオフタホシヒラタアブに外見が似ている仲間としては、海外のウキペディアでは、ケブカヒラタアブSyrphus torvus (Osten Sacken, 1875)とコガタノヒラタアブSyrphus vitripennis (Meigen, 1822)が言及されているが、全て、同じような世界分布を見せてくれる。
なお、コガタノヒラタアブSyrphus vitripennis (Meigen, 1822)という種は、この通りの和名では日本ではほとんど認識されておらず、和名が変わったか、別種として扱われている可能性も感じる。
以上のような3種の世界分布を眺めた時に、共通しているのは、南半球には基本的に進出していないのである。幼虫は、アブラムシを食べるらしいが、アブラムシが宿る植物の拡がりと一緒だったのか、その拡がり人間が早める手助けをしたのであろうかとか、どのように、世界へと拡がっていったのか、凄く興味深い昆虫だと感じた。