ホオズキカメムシ Acanthocoris sordidus (Thunberg, 1783)

最近、近隣で写真に撮っていたカメムシの一つである。

近隣ではよく見かけるカメムシかもしれない。4年前の4月に我家の庭で見かけた個体の投稿をしているのを確認したが、その時よりも全然ちゃんとした写真が撮れたので、再投稿してみようと思う。

大きさは、体長で13ミリぐらいだった。

種名は、ホオズキカメムシ。

ホオズキが種名に含まれているように,要はナス科の植物を好むカメムシである。

似たような色合いのカメムシは多いが、ここに着目すれば、本種は間違いようがないというポイントは、後脚の腿節の太さである。他に近隣で見かけるカメムシで、後脚が太い種で思いつくのは、ホソヘリカメムシなんかがいるが、ホソヘリカメムシとホオズキカメムシは,横幅的に間違えようがないと思う。

さて、このカメムシの生息分布は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、台湾と韓国にいるようである。

そして、沖縄本島を始めとした島嶼にいる個体群は、微妙に形体に個性が出て来ているようである。なお,国内にいるホオズキカメムシ属は本種のみという情報を読んだが、これが意味するものは、日本への移入が比較的新しいんじゃないかなと推測する。

ホシハラビロヘリカメムシ Homoeocerus (Tliponius) unipunctatus s (Thunberg, 1783)2

ちょうど3週間ぐらい前に近隣で写真に撮ったカメムシの投稿をしようと思う。

別に珍しいカメムシではないので、過去に投稿済みであるが、アップで良い写真が撮れたと思うので、再投稿してみようと思った。

あと二つ前の投稿で、似た雰囲気のハラビロヘリカメムシの投稿もしているので、その種との対比の意味合いも兼ねての再投稿である。

大きさは、体長13ミリぐらいだったのであろうか………正直、正確な記憶を呼び戻せないほどに、日数が過ぎてしまったようである。

種名は、ホシハラビロヘリカメムシ。腹部のひれみたいなところが、もう少し広くて、上翅にぼんやりとした点が見て取れる種に、上にも言及したが、ハラビロヘリカメムシという種もいる。

このハラビロヘリカメムシも、ホシハラビロヘリカメムシも、どちらもマメ科のクズやハギやフジ等を好むカメムシである。

近隣では、かなり出会えるカメムシであり、出会った時の感動は、生まれない(自分の中では)超普通種である。

ハラビロヘリカメムシが北方系のカメムシなのは確かそうだが、では、このホシハラビロヘリカメムシはと言うと、南方系なのかもしれない。台湾や中国南東沿岸部にも生息情報が濃く出ている。

おそらく、ハラビロヘリカメムシも、ホシハラビロヘリカメムシも、ルーツは一緒だと感じる。自分が推理するに、日本に先に来ていたのは、ハラビロヘリカメムシの方で、その後の気温が高くなった時代に、ホシハラビロヘリカメムシが来たのかなぁとも思うのだが、どうなのであろう?

ハラビロヘリカメムシ Homoeocerus dilatatus 2

ちょうど2週間ぐらい前に近隣で写真に撮ったカメムシの投稿をしようと思う。

別に珍しいカメムシではないので、過去にも投稿済みであるが、アップで良い写真が撮れたと思うので、再投稿してみようと思った。

大きさは、体長13ミリぐらいだったのであろうか………正直、正確なところは思い出せない。

種名は、ハラビロヘリカメムシ。腹部のひれみたいなところが、もう少し狭くて、上翅にハッキリとした点が見て取れる種に、ホシハラビロヘリカメムシという微妙に似た種もいる。

このハラビロヘリカメムシも、ホシハラビロヘリカメムシも、どちらもマメ科のクズやハギ等を好むカメムシである。

近隣では、意外と出会えるカメムシであり、出会った時の感動は、生まれない普通種である。と書きながら、ホシハラビロヘリカメムシよりは、全然出会えない印象である。

北方系のカメムシであり、今後の地球温暖化傾向の中では、生息域が狭められていくカメムシなのかもしれない。