ハラビロヘリカメムシ

数日前に、近隣の林縁で見つけた。

私が見たことあるカメムシの中では、キマダラカメムシクサギカメムシに次ぐ、3番目の大きさにランクインさせようと思う。

写真が、ボケた写真しか無く恐縮だが、再度出会えて、鮮明な写真が撮れたら、差し替えようと思う。

体長15ミリをちょっと超えるぐらいのサイズだったと思うが、腹部が幅も厚みもでっぷりとしていて、重量感のある外観であった。

似ていると言われているホシハラビロヘリカメムシと比べると、この写真の個体をスタンダードにして良いなら、個人的には見分けは容易な気がした。腹部の横幅と全体的なサイズが全然違う気がする。

さて、このハラビロヘリカメムシも、ホシハラビロヘリカメムシと同様に、マメ科の植物に集まり、葛なんかによくいるようであるが、我が家の庭の厄介な葛に住み着いているのは、ホシハラビロカメムシの方である。

そうだ……このハラビロヘリカメムシの投稿を、ボケた写真を使ってまで、今投稿したかった理由があったのだが、それは、このカメムシの匂いを鮮明に覚えているうちに、投稿しておきたいという目論見があったからだ。

そして、匂いは、所謂、一般的なカメムシ臭ではなかったのである。

大きいだけあって、多少、鼻腔の奥につんと香りが残る感じで、肝心(?)の匂いは、駄菓子屋レベルの安っぽい梅風味といったところであった。強烈に酸っぱい匂いである。

初めて、一般的なカメムシ臭と違う匂いのカメムシに出会えたという個人的に小さな幸せを味わえた日となった。