サビカミキリ

昨晩、家の外灯にやって来ていたカミキリムシである。

大きさは25ミリぐらいだったと思う。始めてみるカミキリ虫の気がした。

名前を調べたところ、サビカミキリという事が分かった。因みに、この日、すぐ隣には40ミリぐらいのウスバカミキリもやって来ていたが、上翅の質感は多少似ている気はするものの、ちゃんと観察しなくても、ウスバカミキリとの外見上の違いは、色んなところで確認できる。(大きさや口や首の形等)

また、我が家の庭では、また微妙に似たカミキリムシでノコギリカミキリというものも見ることが出来る(本日も玄関に居た)が、このノコギリカミキリとは大きさは少し被るが、触角の形状や色艶で直ぐに、全然違う事が分かる。

私が、このサビカミキリと思われる上の写真の個体で注目したのは、脚の腿節の膨らみである。この特徴は、あまり触れられていないが、この種の特徴なのではと思う。

最後に、このサビカミキリは、主にマツを中心とした針葉樹を好み、幼虫は、そうした針葉樹の倒木の中で成長するとのことである。

このサビカミキリが、我が家の庭や周りのどこで生まれてきたのか、ちょっと分からない。

シラホシカミキリ

数日前に、近隣のとある雑木林の林縁で見つけた。

直ぐにカミキリの仲間とは分かったが、始めて目にしたカミキリ…果たして種名は…。

直ぐにシラホシカミキリという名前が判明。サイズは、既に記憶が曖昧なのだが、15ミリ弱ぐらいだったのかなと思いだす。

成虫は、サルナシとかノブドウの葉を食べるとか書いてある記事が多かった。ちなみに、このシラホシカミキリが止まっていた葉は、ナワシロイチゴかと思われる。一方、幼虫は、枯れた倒木や粗朶の中で育つと書いてあった。

確かに、この雑木林の印象は全く手付かずの原生林という感じで、道路からは中も見通せなかったが、所々に倒木の残骸が道路脇に飛び出しきているのは目に出来た。そうした倒木や朽ちた木が、このシラホシカミキリの幼虫の住処になっているのかなと思った。

そして、この雑木林の辺りは、15年ぐらいは知っているが、とうとう開発の手が入り始めたのか、森の奥手からは重機の音がガンガンにしていた。また、知らない間に切り開かれたと思われる裸地も目に付いた。

近隣でシラホシカミキリに殆ど出会したことが無い身(今回が始めての出会い)としては、シラホシカミキリの生息地がどんどんと狭められる気がして不安になったが、そんな事を気にしている人は……殆ど居ないと思う。

ソボリンゴカミキリ

休憩中の車内から、駐車場の植栽に止まっているカミキリっぽくもあり、ジョウカイボンの仲間っぽくも見える昆虫を発見。降りて、写真に撮ってみた。

ハッキリと体長は、20ミリはあった。

名前は直ぐに分かり、ソボリンゴカミキリというらしい。名前に付くソボは、九州の山奥の祖母地方のソボから来ているみたいである。

元々は、山地のシャクナゲやツツジに寄生しているカミキリのようであるが、そうした地域のシャクナゲやツツジが平地に移植された際に、一緒に移動して来て、平野部でも見られるようになったカミキリとの事である。

確かに、この写真のカミキリが止まっている葉も、ツツジの仲間のサツキの葉のような気もする。

幼虫は、こうした低木の幹内を穿孔する形で成長するので、害虫として捉えられている一面もある。