ヒメアカホシテントウ Chilocorus kuwanae Silvestri

最近、近隣で、この小さな甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長3ミリちょっとぐらいだったと思う。

写真を撮ろうとすると、ちょこまかと逃げ回ったが、おそらく、テントウムシの仲間なんだろうなとの予感はしていた。

テントウムシの仲間を当たると、ヒメアカホシテントウという種なんじゃないかなと思うに至った。

このテントウムシは、カイガラムシを食べるテントウムシとの事である。この個体がいたのは、シュロの葉の上であった。

このテントウムシの生息分布は、GBIFのオープンデータで眺めたところ、日本では本州以南……海を隔てた韓国辺りがメインの生息場所のようである。興味深いのは、北米の西海岸(カリフォルニア州のロサンゼルスやオレゴン州のポートランドの辺り)にも生息報告がある事である。

近隣で時々見かけるとても小さなテントウムシである。

キイロテントウ

昨晩、我家の外灯下に来ていたテントウムシの仲間である。

大きさは、体長6ミリぐらいだったと思う。最初は、他のテントウムシが黄色地の無紋に個体変異した可能性も視野に入れたが、上の写真のテントウムシは、独立した種のようである。

名前は、キイロテントウ。幼虫も成虫も、うどん粉病などの菌類を食べるとのことである。

こうなって来ると、園芸好きの私からすると、益虫中の益虫にしか見えなくなってくる。

このキイロテントウを、どんどん庭で増殖してみたいなとの衝動に駆られるのだが、このキイロテントウが増え過ぎると、どんな生態系のバランスが崩れるのだろうか?

我家の庭だけでも良いので、どんどん増えて欲しいてんとう虫である。

マクガタテントウ

この極小の甲虫は、最近、近隣の草原で見かけた。

凄く小さくて、テントウムシの仲間だとは考えなかった。しかし、実際のところは、マクガタテントウという名のテントウムシである。

大きさは、最大3,5ミリぐらいらしい。私が写真に撮ったものも、そんなもんだったんだと思う。

アブラムシを捕食したり、キク科の花の花粉を食べたりすることが知られている。確かに、写真の個体が居るのはキク科の西洋タンポポの花の中である。

河川敷に多いという情報が多々見られたが、私が見つけた場所は、河川敷らしい場所とは程遠い台地の中心であった。

レッドデータへの登録はないが、テントウムシの仲間としては、比較的珍しい種のようである。