マダラアシゾウムシ  Ectatorhinus adamsii Pascoe, 1872

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたゾウムシの一種である。

2匹いたうちの小さい方なので、こちらはオスの可能性あり。

もう一枚、同じ場所にいた別の個体の写真を以下に。

大きさは、嘴の長さも入れると、17ミリ弱ぐらいはあるゾウムシである。正直、大きいゾウムシの方だなと感じた。

種名は、調べると直ぐに分かったが、マダラアシゾウムシである。

そして、このゾウムシも、死んだふりをするゾウムシであった。似たような雰囲気のシロコブゾウムシなんかも死んだふりが得意である。ただ、亜科は、本種がアナアキゾウムシ亜科で、シロコブゾウムシは、クチブトゾウムシ亜科で違う。

そして、このゾウムシの習性を調べていて、クヌギやコナラやウルシの新芽を食べると書いてあったが、まさに、このゾウムシが固執していた木がウルシ科のヌルデであった。

さて、このアシブトゾウムシの生息分布は、国内は、本州、四国、九州。海外の生息分布は、韓国からの報告が多く、台湾と中国の一部からも生息報告が上がっているようである。

最後に、雌雄と思われる2個体が、絡まりながら死んだふりをしている写真を以下に。

ウスモンカレキゾウムシ Acicnemis palliata Pascoe, 1872

昨晩、我家の外灯下に来ていたゾウムシの仲間である。

大きさは、7ミリ弱ぐらいだったと思う。

小さいし、種名の特定に手こずるかと思われたが、意外とあっさりとウスモンカレキゾウムシと判明。

フジの枯茎に集まると書いてある記事を読んだが、確かに、昨日、庭のフジをバサバサ切った。関係あるのかな。

分布域は、本州以南、九州までとの事である。

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2022年5月20日追記。

ウスモンカレキゾウムシの拡大した鮮明な写真が撮れたので、追記しておく。

昨晩、我家の外灯下を歩いていた。

ホオジロアシナガゾウムシ (つくば市中部)

本日久しぶりに仕事の合間に、仕事先の敷地内の森を散歩。かなり小さな虫が、とある植物の茎に抱きついているのを、私の目は見逃さなかった………でも、かなり小さい……しかも、変な顔付きである。

ゾウムシの仲間に違いないと思い調べると、あっさりとホオジロアシナガゾウムシにたどり着いた。

私が見つけても、一向に逃げる気配は見せないのは、よほど擬態に自信が有るのかなと思ったが、やはり緑の茎に茶色い身体というのは、私の目には、とても目立っているように映った。

また茎への止まり方に特徴が有って、前脚で、茎を抱くように止まっていたのも印象に残った。写真は拡大してあるので分かりづらいと思うが、かなり小さなゾウムシだった。