ヒメツヤヒラタゴミムシ ?

最近、まだ水が張られていない田んぼ脇のブロックの下で発見。数匹いた。逃げ足は、メチャクチャ速い。

爪の大きさから分かるように、大きさは12ミリないぐらいだと思う。

この大きさぐらいの小さなゴミムシを当たると、マルガタツヤヒラタゴミムシやヒロムネナガゴミムシやヒメツヤヒラタゴミムシなんかが候補に挙がったが、背胸板が思いの外、小さめという写真からも得れる特徴を見ると、ヒメツヤヒラタゴミムシなんかが妥当なのかなとも思った。

実際のところ、これらの小さめのゴミムシの仲間達は、ネット上でも種名のしっかりとした統一感とかもなく、情報も錯綜しているので、実際は、なんという種かは正式には分からないものが多いのではないだろうか。

この凄く小さなゴミムシの特徴として整理したいのは、

✳️発見場所は、森林地帯ではなく、田んぼ周りであった。

✳️摘んで、まじまじ見て気が付いたが、上翅には微かな光沢がある。

✳️背胸板が、横長では無い気がする。

✳️腹側というか脚の方が赤っぽく薄い色に見えた。動いている時から、ちょっと赤茶色っぽく見えた。

✳️匂いが不快であった。腐敗臭のような…。

以上…そんなところであろうか。

ここのところ、小さなゴミムシの仲間達に、少しづつ知識が付いてきた気がするので、フィールドでどんどん小さなゴミムシ達に出会い、違いや共通性を、自分なりに見出して行ければなと思う2021年の春である。

クロツヤヒラタゴミムシ

何か投稿できるものはないかと過去の写真を振り返る中、ひとつゴミムシの仲間の写真を見つけた。撮影年月日は、昨年の12月2日となっている。

ゴミムシの仲間なんか似たようなのがワンサカ居て、種を特定するのを後回しというか、諦めていたが、今回は、ちょっと挑んでみた。

すると、思ったよりスイスイと極似種を見出せた。オオクロツヤヒラタゴミムシとクロツヤヒラタゴミムシとの2種が候補に上がったが、今回同じ日に撮った同じ個体の他の写真を眺める限り、オオクロツヤヒラタゴミムシの特徴である背胸部の虹色光沢は、どの写真からも見出せなかった。

という事で、クロツヤヒラタゴミムシなのではと思う。指で摘んで写真に撮った写真もあったので、指のサイズから大きさを類推すると、17ミリぐらいはあったのではと思う。

まぁ、とにかくこの黒いゴミムシの仲間の種を特定するのは難しいと感じる。

オオヒラタゴミムシ

最近、近所の里山の水田回りを散策している時に、ふと道路脇の石をどけてみると、目に入って来る黒い甲虫は、全部これかなと思っている。

最初に爪に泥がいっぱい入っていて汚く見苦しいのをお許し頂きたい。少し前に、逃げ惑うヒメキベリアオゴミムシを掴もうと必死になっていた代償である。

今の私の知識だと、水田周りのちょっと渇き気味の場所の障害物の下にいる黒い小さなゴミムシは、皆これであろうと考えているが、あながち外れでもないような予感はする。

あと、このゴミムシは匂いを出しているか微妙である。掴んでも、それほど指にあのゴミムシ独特の匂いが移らない気がする。

水田の近くなら、今の時期なら、いつでもどこでも出会えるゴミムシの気がする。