キバネハサミムシ Forficula mikado (Burr, 1904)群馬県 万座温泉 標高1750メートル

先週末、群馬県の万座温泉に出かけた際に、見かけたハサミムシである。

大きさは、体長17ミリぐらいだった。

翅が見てとれて、平地の近隣でたまに見かけるハサミムシは、オオハサミムシだが、オオハサミムシのハサミの部分は、身体に占める割合が全然大きい。キバネハサミムシのハサミに関しては、長短様々と書かれている方もいた。あと、頸の辺りも細っそりしている気がする。

この辺の特徴から、高地に生息してそうなハサミムシを調べたところ、キバネハサミムシという種の存在を知ることになった。

ネット上のキバネハサミムシの画像では、もっと上翅の部分の色が黄色がかった個体も多いが、上の写真の個体は、キバネハサミムシだと思われる。

キバネハサミムシの生息分布の方は、国内は、北海道と本州のおそらく標高の高めの場所のようである。北海道のように緯度が上がり、気温が低くなれば、生息場所も低くなっている可能性は感じる。海外の生息分布に関しては、ちょっと情報を見つけられなかったので、日本国内にしかいない可能性はなくはないとも思う。

マメノメイガ 成虫 Maruca vitrata (Fabricius, 1787)

先週末に群馬県の万座温泉(標高1800メートル付近)に行った際に、宿泊先の宿の周辺でマメノメイガを沢山見かけて、てっきり高地の低い気温を好む蛾かと思いそうになったが、翌日に我家の外灯下(標高25メートル)でも、見かけたのである。

近隣でのマメノメイガとの出会いは、初めての気がする。

大きさは、群馬県の標高1800メートル近辺で見かけたのと同じぐらいで、前翅長13ミリぐらいだった。

近隣では、あまり見かけない蛾の気がする。

幼虫の食草は、マメ科の野菜含むマメ科の植物。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、ヨーロッパ含むユーラシア大陸の高緯度地域と北米大陸とアフリカ北部から中東にかけては少ないが、アフリカ大陸の南半分や中南米を皮切りに、インドから東アジアにかけて、また東南アジアからオーストラリア大陸東岸にかけて、凄く繁栄している蛾だと分かった。

国内では、6月から10月頃に現れる蛾のようである。

マメノメイガ 成虫 Maruca vitrata (Fabricius, 1787) 群馬県 万座温泉 標高1750メートル

先週末に群馬県の万座温泉に出かけた際に、宿泊先の宿の周辺に、無数にいた蛾である。

色が少し濃い個体の写真も以下に。

大きさは、平均前翅長13ミリぐらいの蛾であった。

種名は、直ぐにツトガ科ノメイガ亜科のマメノメイガと判明したが、幼虫の食草のマメ科植物というのが気になった。標高1800メートル近辺のマメ科植物って、何なんだろうと気になった。散策した感じでは、「はい、これだね!」と言えそうな植物は目に入らなかった。

このマメノメイガの生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、ヨーロッパ含むユーラシア大陸の高緯度地域と北米大陸とアフリカ北部から中東にかけては少ないが、アフリカ大陸の南半分や中南米を皮切りに、インドから東アジアにかけて、また東南アジアからオーストラリア大陸東岸にかけて、凄く繁栄している蛾だと分かった。

どちらかと言うと、暖かい地域に繁栄している蛾のように見えるのだが………では、なぜ標高が高く気温も低い高地(標高1800メートル付近)に沢山いたのか、気になるところである。