ツマキヘリカメムシ

昨日、庭掃除中に、ふとどけた石の下に5匹ぐらいが集団で越冬していた。

それにしても地味なカメムシ。大きさもそれほど大きくない。特徴と言えば、触角の先のオレンジのところが目に留まるぐらい。

小さいという第一印象を持ってしまった為、紆余曲折したが、ツマキヘリカメムシという種に行き着いた。

微妙に大きくなっただけで、殆ど同じ外見をしたオオツマキヘリカメムシという種もいるが、今回写真に撮ったカメムシは、ツマキヘリカメムシという事にしておく……後で、オオツマキヘリカメムシと判明した場合には、訂正させて頂く。

さて、ツマキヘリカメムシやオオツマキヘリカメムシの事を調べていて、食草は、スイバ、ギシギシ、イタドリ、ノイバラ、キイチゴと書かれている記事をよく目にしたが、我が家の庭に、上の植物は無い気がする。

庭で、このツマキヘリカメムシに出会うのは初めてではなく、昨年の6月半ばの写真にこのツマキヘリカメムシを写したものがあった。種が判明するまでに、9ヶ月弱かかってしまったが……

ツマキヘリカメムシのツマキを漢字で書くと爪黄。触角の先のオレンジの特徴を意味しているのが分かる。

我が家の何の植物に寄って来ているのか、今後注目してみたい。

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2020年3月10日追記

昨晩、ふと、ツマキヘリカメムシの出す匂いはどんなものなのかを確認してみたく思い、少し前に越冬していた庭の石の場所に行き、ツマキヘリカメムシを探してみた。

かろうじて、1匹見つけたので、手のひらに乗せて、軽く摘んでみるのだが、全くの無臭であった。無臭の種なのか、匂いを出してくれなかっただけなのか分からないが、ツマキヘリカメムシの匂いに関して、取り敢えず、報告してみた。

ダイコンハムシ

黒い色系のハムシの投稿が続いているが、ひとつ前の投稿のヨモギハムシを撮影した日に、確か少し小さめの黒いハムシの写真を撮っていたのを思い出した。

という事で、更なる黒いハムシの投稿である。

撮影年月日も撮影場所も、一つ前の投稿と同じ、昨年10月14日、家から車で5、6分の辺りである。

このハムシの印象を思い出すと、とても小さかったのと、写真から分かるように、アブラナ科の菜の花の一種の葉っぱを齧っている気がする。

こうなってくると、体長4ミリ前後の小さめのハムシであるダイコンハムシの可能性が浮上してくる。ダイコンハムシの特徴としては、上翅に縦に篆刻が並んでるとの事であるが、この写真だと全然分からない。次回、アブラナ科の植物に付く同じ小さな甲虫を見つけたら、その辺りの細部も確認出来るような写真を撮ってみようと思う。

取り敢えず、今の私の知識では、上のとても小さな甲虫は、ダイコンハムシという事にしておく。

因みに、ダイコン始めアブラナ科の野菜を育てている農家さん達からはマークされている昆虫のようである。

ヨモギハムシ

ここんところ、コガタルリハムシカミナリハムシと黒いハムシの投稿が続いたので、もうひとつ黒いハムシの投稿を続けてみようと思う。

撮影年月日は、昨年の10月14日。撮影場所は我家から車で5、6分の辺り。

写真の個体が付いているのはセイタカアワダチソウに見えるが、この日、この小型の甲虫達がヨモギの葉の上で、交尾活動をしている姿を沢山目撃した。

上の甲虫はヨモギハムシで合ってると思う。このハムシの印象は、ハムシにしては少し大きめな気がする。小型なコガネムシと、かろうじて言えそうなサイズである。また、横から見たときの体高が有るのか、ズングリした印象も備えている。もちろん、メスのお腹が膨らんでいる分を差し引いてもである。

少しづつとても小さなハムシ達に知識が付いてきたが、それにしても似たような黒い色のハムシが沢山いること。