コシロカネグモ 雌 Leucauge subblanda (Bösenberg & Strand 1906)

数日前に我家の外灯下で見かけたクモの一種である。

よく見ると、1番後ろの脚の付け根付近に長毛が生えているが、これが、この蜘蛛だけの特徴なのか、今後見極めていきたい。

大きさは、体長10ミリぐらいではなかったかと思う。

我家の定番グモのひとつであるアシナガグモかと思ったが、よく見て初めて腹部の紋様が違うことに気が付いたぐらいなので、アシナガグモよりは少しふっくらしていて、サイズも全体的な雰囲気も似ている印象のクモの気がした。

種名は、コシロカネグモだと思う。同じような仲間に、オオシロカネグモやチュウガタシロカネグモがいるが、上の写真の個体は、コシロカネグモだと思う。

上の写真の個体が雌だと断言しているのは、雄は腹部より頭部の方がバランス的に大きく、おまけにもっと赤味のある色をしているからである。

さて、このコシロカネグモの生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外は、朝鮮半島とロシア沿海州南部に生息しているようである。

メガネドヨウグモ 雌 Metleucauge yunohamensis (Bösenberg & Strand, 1906).

少し日が経ったが、4月半ばに近隣で見かけて写真に撮っていた蜘蛛である。

大きさは、体長で12ミリぐらいであったのではなかろうか。

調べたら、直ぐに、メガネドヨウグモと判明。写真の個体は、大きさ的に雌だと思われる。

じっくり観察しようと思ったら、急に脚をピンと伸ばしたのだが、この行為の意味は何なのであろう?

さて、このメガネドヨウグモの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の分布は、韓国(おそらく北朝鮮にも)には生息しているようである。

ウロコアシナガグモ 雌

数日前に、家の直ぐ側で見かけて写真に撮っていた。

この日は、懐中電灯を持って出掛けていなかったので、街灯とスマホカメラの性能頼みの撮影になったが、なんとか種名に結びつく特徴を捉えることが出来たかなと思うので投稿してみる。

大きさは、脚部を除く体長で、4ミリぐらいのとても小さいクモであった。

撮影後直ぐに投稿しなかった理由は、何かしらの蜘蛛の幼体だと思い、幼体から成体になるにつれて外見の雰囲気を変化させることが多いクモの世界では、種名を特定する事が難しいと感じたからである。

しかし、このサイズでこの雰囲気で、ウロコアシナガグモという種が存在する事を知り、投稿に至った訳である。

上の写真の個体は、雌であると思われる。雄の方は、腹部がもうちょっと細っそりとしており、赤い紋様も混じるようである。