モエギザトウムシ

最近、近隣で、このザトウムシの写真を撮っていた。

このザトウムシの写真を撮った森は、近隣では、珍しくザトウムシが見れる森である。

さて、本年に入り、このザトウムシの写真を撮ろうと機会は伺っていたのだが、このザトウムシ達の本年の活動が目立って来たのは、ここ最近である。それまでは、居ても小さ過ぎるのか、それとも何処かに隠れているのか目にする事は出来なかった。

上の写真のザトウムシの特徴として、半透明の黄緑色の身体と長い脚の関節部の白いところであろうか。

この特徴から考えると、モエギザトウムシという種なのかなと思う。モエギザトウムシのモエギの部分は、萌木であろうと推測できるので、上の写真のザトウムシの身体の色を言い表している気がする。

ただ、その半透明の黄緑色の体色は、幼体の色であり、これから成体になるにつれて、茶色くなって行くのは知っている。こうなってくると、樹皮や落ち葉に対して保護色の為に、なかなか写真自体にクッキリとした姿で写らなくなってしまうのは、過去に写真撮影を試みている身として経験している。

身体自体は、3ミリぐらいだが、脚の先から脚の先までを含めると、裕に10センチ以上の生物である。

我家の庭にも、ゴホントゲザトウムシというもっと身体部分が全然大きいザトウムシが生息しているが、近隣では、ゴホントゲザトウムシと比べると、このモエギザトウムシは、局所的にしか見かけないザトウムシではある。そういった点では、今回、このモエギザトウムシのルーツが、数十年前ぐらいのこの森への移入種の可能性もなきにしもあらずの気もする。

クサグモ

少し前に、雑木林内や、ふとした駐車場脇のの生垣上で、この以下の写真のクモをよく見かけていた。

しかし、なかなか種の特定には至れなかったのだが、これには理由があった。私が目撃したり写真に撮っていたクモは、クサグモという種の幼体であり、成体になると幼体時代とは随分と異なる色彩に変わる為、中々、幼体と成体を同種と確信して良いのか踏み切れなかったのである。

そして、上の写真のような幼体が成長して、赤色っぽいところが迷彩っぽくチェンジした成体を見つけて写真に撮れ時、投稿しようと考えていたら、少し前に、クサグモの成体と思しき個体を見つけて写真に撮る機会に恵まれた。

その時に写した写真が以下のものである。まだ成体というよりは亜成体なのかな。

とにかく、時期的なものなのか、胸部の赤っぽい幼体には出会うが、成体には出会えないでいたクモである。

名前は、クサグモ。似た種にコクサグモもいるが、正直、上の写真の個体がクサグモなのかなコクサグモなのか分からないのは告白しておく。

このクサグモもコクサグモも、生垣などの樹木の葉の上に地面と平行になるような皿状(?)の巣を作り、その中で生活するようである。

雑木林の葉の上でも、多数のクサグモの幼体に出会ったが、彼らの巣が何処にあるかは視界には入らなかった。

ヨダンハエトリ

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたクモである。

ハエトリグモの仲間っぽいし、腹部の特徴的な鮮やか目の紋様から種に辿り着き易いと踏んだが、実際に直ぐに種名に辿り着けた。

大きさは、体長8ミリぐらいだった。種名は、ヨダンハエトリ。腹部の赤い帯が四段あるところから、ヨダンハエトリとなっているらしいとのことである。雑木林内の草の上等で見かけられる事が多いとの文章を読んだが、確かに、私がこの蜘蛛を見かけたのは、雑木林内であった。

私には、十分派手な紋様のクモに思えたが、上の写真の個体は、雌であり、雄はもっと鮮やかなワンポイントを他の箇所に備え持っているとの事である。

雄にも出会ってみたいと思ったが、蜘蛛の世界は、メスよりオスの方が小さいのが常の世界である。肉眼で見た時に、その小ささと紋様の鮮やかさが、どう映るかは、出会ってみてないので、今のところ、 何とも言えない。