タケカレハ 成虫

9月初旬から10日間ぐらいの間だが、タケカレハの成体を近隣近所でよく見かけた。

我家の外灯下にも来ていた。

昼間にコンビニの駐車場にいた個体は、そのままでは絶対に車に踏み潰されるのが見え見えだったので、足で追い払おうとしたが、飛び去る事なく、逆に靴にしがみ付いて来てしまった。そして、靴から中々離れてくれない。

ドクガとは知りつつ、指で退けようと指を近付けると指に乗ってきてしまう始末である。

最終的には、植栽に置いてきたが、今回は、成体には毒毛みたいのはないかもしれないという実体験に基づく検証にもなった。

タケカレハの成体は、春にも見たので、年2化のスタイルを取っていると思われるが、今回の個体達が、1化目の個体群か2化目の個体群のどちらかと言うと、私は2化目の方だと思う。今回、近隣で沢山羽化していた成体が産んだ卵から孵った幼虫が、幼虫や蛹のままで越冬し来春に一化目の羽化をするものと思われる。

今回、タケカレハの成体の方は指に乗せるぐらいでは、なんの毒毛の影響は受けなかったが、タケカレハの幼虫の方は、確実にヤバイ奴だと思う。

夏に半袖で不用意に茂みにった時に、痒みを伴う広範囲のかぶれを引き起こしている犯人は、タケカレハの幼虫だと、私は個人的に思っている。それぐらい、近隣のメダケが近くにある茂みには高確率で潜んでいる気がする。

ソトハガタアツバ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で13ミリぐらいだった。形状からヤガ科のアツバの仲間である事は分かったが、調べてみると、ソトハガタアツバという種と分かった。

そして、このソトハガタアツバの分布域は、国内では、本州〜南西諸島迄となっている。海外では、東南アジアにも同種がおり、南方系の蛾と分かる。本州も生息域になっているが、日本の国土は、関東以北は急に縦長になり緯度が上がることになる。おそらく、ゆえに、私が暮らす茨城県辺りが北限の可能性もある。

ネット上には、目撃情報が少ないことから、あまり見かけない蛾の称号(情報)は、正しいように思いたい。

幼虫の食草は、知られていないとの事である。

一応、香川県だけが、都道府県独自のレッドデータで、準絶滅危惧種に指定している。

ネモンシロフコヤガ? 成虫

一昨日、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で12ミリぐらいだったと記憶している。

ヤガ科スジコヤガ亜科に属するこの紋様パターンの蛾達は、紛らわしいのが多い。我家の外灯下にも、大きさや色合いや紋様の配置が少しづつ違うタイプが時々訪れている。

ただそれらと出会う回数が増えると、自然と法則性みたいなものが、少しづつだが見えてくる予感がする。

取り敢えず、今回は、ネット上で、上の写真の個体に一番近いタイプは、ネモンシロフコヤガと紹介されている事が多いので、ネモンシロフコヤガと紹介させてもらった。

幼虫の食草は、未知との事だが、近似種がイネ科の植物を寄主に選んでいることから、本種もイネ科の植物が臭いなと思っている。