オオシロヘリナガカメムシ 成虫

少し前に近所のお稲荷さんに子供を連れてお参りに行った帰りに、もう使われていない会社の敷地(地元に密着した会社で敷地への出入り自由)の片隅にあったコンクリートブロックをひっくり返してみたら、見慣れないカメムシが現れた。

体長は、12,3ミリだったのではと思う。

名前は、直ぐにオオシロヘリナガカメムシと判明。ただ、ほとんどの方が口口に言っていたのは、ネット上に情報が殆どないという事である。当然、生態や習性に繋がるような情報は見つけられなかった。

正直、我家の敷地内でも、色々な種類のカメムシに沢山出会うが、家から50メートルぐらいしか離れていないその場所にいたこのオオシロヘリナガカメムシを家の庭で見たことがない。

そして、家の庭で見ることができる色々なカメムシ達は、正直他の場所でも普通に見れる。ただ、このオオシロヘリナガカメムシと出会ったのは、この場所が初めてである。

この事から、ちょっとレアなカメムシとも思いたい。

そして、発見場所が、自然豊かな場所とは違うアスファルトとコンクリートに囲まれたような条件であったのにも注目したい。ここ事から、寄生していた植物も限定しやすい可能性が有ると思ったし、逆に天敵が少ない環境だったのかとも思いたい。

いずれにせよ、家から徒歩1分ぐらいの場所なので、気が向いた時に、観察をしていこうと思う。

シラホシハマダラミバエ

数日前に家の外灯下に来ていた。

見た感じはハエの仲間であることは直ぐに分かるが……

思いの外、簡単に種名は、判明。シラホシハマダラミバエだと思う。

翅の先から頭頂までで、7ミリぐらいだったんじゃないかなと思う。

そして、種名には、直ぐに辿り着けたが、やはり生態には辿り着けない。

人間の身近にいる昆虫の中に、如何に生態が知られていない種が多いかを知る事になる今日この頃である。

フジロアツバ 成虫

先ほど、家の外灯下に集まる昆虫を見てみようと庭に出ると、外灯から少し離れたところの白い柱に黒いシルエットが見える。

近づいて、懐中電灯の光で写真撮影を試みる。そして、撮れた写真が以下のものである。

前翅長で2センチ弱あったと思う。名前は、フジロアツバだと思う。

似た種類に、ニセフジロアツバが存在するが、京都府が自ら北限との記載をしており、同時にレッドデータに載せていたので、私が家の庭で見たものは、普通種のフジロアツバの方であると考えた方が無難であろう。

幼虫の食草は枯葉。成虫が食すのは樹液とのことである。

ヤガ科クルマアツバ亜科に属する蛾なので、クルマアツバ亜科特有の鼻の先の下唇髭がクルッと上後方へ反り返る特徴を持っていたと思われるが、残念ながら写真では、その特徴を垣間見れない。その特徴が分かるように、横からも写せば良かったと、少し悔やまれる。

最後に、フジロアツバのフジロの意味を班白だとネット上で紹介していた方が居たが、言われてみれば、その通り。私もそう思う。