キイロアツバ 成虫

3日前の6月5日に近隣の雑木林で、写真に撮っていた蛾の投稿をしようと思う。

鼻の先というか下唇髭がクルッと後方へ反り返っているのは、クルマアツバ亜科の特徴と書いてある情報があったが、上の写真の蛾は、その特徴を見せている。

そこで、クルマアツバ亜科の蛾達の画像をチェックしていくと、キイロアツバという蛾の外見と一番一致するところが多いような気がする。

キイロと名に付いているが、実際は、薄灰茶色といった印象だった。

大きさの方は、私には小さく感じられて、前翅長で20ミリ無い感じであった。

幼虫の食草は、ブナ科のカシワという事だが、その雑木林にカシワが生えているとは思わない。

おそらく、幼虫の食草にも幅があると思われる。

マガリケムシヒキ

今自分、近隣の雑木林で、比較的よく目にする昆虫である。

今回は、現場では大きめのハバチやヒメバチの仲間と思い、写真に撮っていたのだが、撮った写真を見返すと、ムシヒキの仲間である事が分かる。大きさは、15ミリぐらいだったのかな。

そして、名前はマガリケムシヒキなんだと思う。マガリケムシヒキの名前を分解すると、マガリケとムシヒキに分ける事ができ、マガリケを漢字で書くと、曲がり毛であり、頭部の後ろの方の毛束が前方に曲がっている事に由来するとの事である。

さて、このマガリケムシヒキを見かける森には、同じ仲間の大型のオオイシアブも居るが、どちらも共通している習性・生態として、近くから飛び立った蛾に反応して追いかけるという行動を取っている瞬間を見る事がある。

ただ、これらの飛翔する捕食昆虫が本気出せば、蛾の動きはスローモーションみたいなものかと予想する。(これは、トンボの狩を見て学んだ。)しかし、一瞬、追いかけるだけで、捕まえはせずに、近くの葉に止まる。

お腹減ってないのかなぁ。何なんだろう?

ヒメアシナガコガネ

近隣の雑木林で見かけた。

ちょっと薄暗い雑木林に単独で居た。

写真は拡大してしまって分かりづらいと思うが、体長10ミリ程度の小さなコガネムシだった。

脚が長い印象を受けたが、既に、今年に入り投稿済みのアシナガコガネと同種であろうとスルーしていた。

ただ、薄暗い雑木林に居たのと、今年の早い時期に明るい場所で見かけたアシナガコガネよりは少し大きい感じがしていた。現場では、紋様の違いにも気が付いたが、個体差ぐらいにしか思わなかった。

しかし、先程、もう一度写真を見返していた時に、ヒメアシナガコガネという種類ではないかと思うようになった。

アシナガコガネの生態を知ると、芝生のある場所に大量発生しているとの情報があった。今回の発見場所は、近くに大きな芝生の一面はない。

同じ雑木林は、よく訪れるので、また見つけれるかは自信がないが、見つけた際には、種の特定や生態の解明に繋がる周りの環境を観察して来ようと思う。