アカクビナガハムシ

近隣の林縁で見つけ、写真に撮っていた。

体長は1センチぐらいあった。ハムシの仲間だと大きい方なのではないだろうか。

実の所、ハムシにしては少し大きかったので、カミキリの仲間であることも期待していた。もうひとつ、カミキリの仲間を疑ったのは、このハムシは、チーチーチーチーと音を出していた。それが、カミキリっぽかったのだが、実際のところは、サルトリイバラに寄生するアカクビナガハムシというハムシである。

同じ場所には、サルトリイバラの蔦上で交尾中の個体を沢山目にしたが、今から生まれてくる新世代は、6月のうちには成虫デビューするとの事である。

そして、またほぼ1年後の5月に交尾して一生を終えるの繰り返しである。

ヒメシロコブゾウムシ

近隣の雑木林で見かけた。

以前、我家の庭で見つけて投稿したことがあるシロコブゾウムシかと思い、素通りしようと思ったが、ヤマウドの葉に群れて居るのが気になった。シロコブゾウムシが好むのはマメ科の植物である知識は持っていたので、もしかしたら、似た違う種の可能性も無きにしも非ずと、一応写真に撮っておいた。

調べてみたら、勘は当たっていた。

ヒメシロコブゾウムシと言い、成虫は、ウドやシシウドやタラ等の葉を食べると書いてあった。まさに、今回、雑木林でウドに集まっていたのは、肯ける。

名前にヒメが付いていることからも推測できるが、似た感じのシロコブゾウムシと比べると、ひとまわり小さいとの事である。

ただ、シロコブゾウムシも、このヒメシロコブゾウムシも、ゾウムシの仲間だと大きい部類に入るのではと思う。

ソボリンゴカミキリ

休憩中の車内から、駐車場の植栽に止まっているカミキリっぽくもあり、ジョウカイボンの仲間っぽくも見える昆虫を発見。降りて、写真に撮ってみた。

ハッキリと体長は、20ミリはあった。

名前は直ぐに分かり、ソボリンゴカミキリというらしい。名前に付くソボは、九州の山奥の祖母地方のソボから来ているみたいである。

元々は、山地のシャクナゲやツツジに寄生しているカミキリのようであるが、そうした地域のシャクナゲやツツジが平地に移植された際に、一緒に移動して来て、平野部でも見られるようになったカミキリとの事である。

確かに、この写真のカミキリが止まっている葉も、ツツジの仲間のサツキの葉のような気もする。

幼虫は、こうした低木の幹内を穿孔する形で成長するので、害虫として捉えられている一面もある。