ブチヒゲクロカスミカメ  Adelphocoris triannulatus (Stål, 1858) 2nd

最近、我家の外灯下で見かけたカスミカメムシの一種である。

大きさは、この手のカメムシにしては大きかった記憶があり、体長8ミリぐらいだったと思う。

調べたところ、直ぐにブチヒゲクロカスミカメという種が浮上したが、過去の投稿を確認したら、2年前の6月3日にも投稿していることが分かった。

キク科、イネ科、マメ科等の幅広い植物に寄生する事は、過去の投稿でも触れているところであるが、このカメムシの生息分布に関しては、それほど触れていなかったと思う。

このブチヒゲクロカスミカメの生息分布は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、似た外見の同属の種達との混同から、正確な分布を正しく判断するのが難しい種と判断した。

ササグモ 雌  Oxyopes sertatus L.Koch, 1878

近隣で、この蜘蛛は時々見かける。

この個体は雌なので、体長10ミリぐらいと大きい。

は、腹部が全然細くって、全体的に小さく見える。

生息分布の方は、国内は、本州以南……沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国、台湾、中国東岸、東南アジア、インド南部やスリランカからの報告が上がっているようである。

ヒトスジシマメイガ? 成虫  Bostra mirifica Inoue, 1985

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長10ミリぐらいだった。

触角を背負っていることから、ツトガ科の蛾であることが分かるが、ツトガ科シマメイガ亜科に属するヒトスジシマメイガではなかろうかと思う。

とここで、ヒトスジシマメイガを調べ始めようと思ったのだが、インターネット上に、情報が殆どないのである。ゆえに、幼虫の食草も分からなかったし、生息分布の方も、しっかりとしたデータを元にした情報がまだ形作られていないようであった。一応、本州と九州からの生息報告はあるようである。学名の登録年も新しい事から類推出来るが、日本での認識も未だ未だのの種なので、海外での認知度はないに等しいのではないだろうか。