ハリガネオチバタケ

今年は、久しぶりに梅雨らしい梅雨を経験していると実感するが、湿度も高いのかキノコの発生も、例年より目に付く。

様々なキノコに出会うのだが、なかなか種を確実に断言できるまでの個性的なキノコばかりではない。

そんな状況下で、以下のキノコは、特徴的であった。

傘の大きさは、直径で15ミリないぐらいであろうか。そして、一番の特徴は、細い針金のような軸であろうか。実際の軸の触感も、金属的硬さまでは行かないが、細さの割には強度のある構造になっている。

名前は、調べた所、ハリガネオチバタケという種がヒットしてきた。しかし、程なく、ハナオチバタケという殆ど同じ姿のキノコの写真にも多数出会う事になった。

同種の名前違いの可能性を、先ず考えたが、違う種だと結論づけている人達も複数いらした。その根拠の一つは、傘の裏のヒダの数にあり、ハリガネオチバタケは13本であり、ハナオチバタケは、マックス19本ぐらいあるという事である。

ここで、私も、再度、その場所を訪れた時に、一本もぎって、傘の裏のヒダを数えてみたところ、12本か13本であった。

こうなると、上の写真のキノコを、ハリガネオチバタケと紹介したくなった。