ヤマグワ

久しぶりに植物の投稿をしてみようと思う。

近所の里山を歩いていて、至る所で、桑の木には出くわすのだが、それがヤマグワなのかマグワなのか他の桑の品種なのか分からないでいた。

なんとなく、実のなるシーズンの記憶を蘇らせる(実の特徴を思いだすと)とマグワの仲間が多いのかなとの印象を抱いていたのだが、先日、ヤマグワの実の特徴を持つ桑の木に、家から徒歩数分の近所で出会った。

一般的に、上の写真のように、雌しべの名残りの花柱が沢山見て取れる実を付けるのはヤマグワであり、マグワの仲間の実は、この花柱がそれほど目立たない実を付けるとのことである。

さてさて、このヤマグワという落葉中低木は、日本に古来より存在する在来種のようである。一方のマグワは、養蚕の発展と相まって、中国から持ち込まれた種のようである。

そして、明治から昭和初期にかけての養蚕が大盛況だった時代には、カイコの餌用にヤマグワもマグワも利用され、おそらく各地の風土にあった品種が選抜され誕生・固定(クローン化)されていったこととも思われる。

今では、養蚕産業も廃れて、近隣の里山に無秩序に生える桑達は、実を食べた鳥の糞から芽生え誕生して育ったものと思われる。

ところで、黒く熟した桑の実って、凄く甘くて美味しいの知ってますか?

桑の実で街おこしが出来そうな美味しさなのに……誰も、注目してない。